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ミュージカルボーイズガールズ
【コメディ 恋愛小説】

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ミュージカルボーイズガールズ第3小節-3

☆★☆★☆★☆★


「なんや、遅かったやんか。どないしたんや?」
「エッ?……なんでこんなに早くいるわけ?とうとうこの時代に猫型ロボットが出来て『どこで○ドア』とかが出来たわけ?」
「……誰がド○えもんの話をしとんねん」
「違うわよ、銀次くんの乗用車で来たのよ。ほら、あそこ」

………ペコリ

「あっ西田さんだ」
「ほんとだ。にっしーだ」
「にっしー!?」
「そっ、クロスケと西田は仲ええねん、その結果西田はにっしーになったんや♪」
「へぇーじゃあアタシもにっしーって呼ぼうかしら?」
「じゃあボクもそうしよっかなぁ?」
「まぁ好きに呼んだらええわ」
「………あのよぉ行くなら早く行こうぜ」
「おぉ、せやったせやった。ほなぼちぼち行こかぁ」
『いらっしゃいませ、何名さまでしょうか?』
「4人」
『かしこまりました。ではこちらにどなたかの氏名・年齢・御住所をお願いします』
「誰が書く?」
「ほんならワイが書いたるわ」



「これでええの?」
『はい、それでは御案内します』

★☆★☆★☆★☆★☆



「さぁってなに歌うんやクロスケ?」

ここで察しのいい読者ならおわかりになると思うがこの4人が来たのは………カラオケである。
なぜカラオケなのかというと、今回ボーカルという大役をすることになった冬護の為に拉致事件の翌日から連日(今日で3日目)カラオケに来ているのである。

「じゃあ、これでいいよ……」

♪♪〜〜♪♪♪〜♪〜〜♪〜♪

少しゆっくりで優しい音が流れる。

「なんだっけ、この歌?」
「確か………『桜日和』!!」
「♪〜〜♪〜♪〜〜〜♪〜十六で〜君と会い〜百年の恋をしたね」


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