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「ヤリチン」レッテル上等
【コメディ 官能小説】

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「ヤリチン」レッテル上等-3

「くぉ…っ?」
なんで、そんなフェラ〜リが上手いんだ?
陰嚢を鷲掴みにされてよ、口に含んで飴玉みたいに舐っては吸いついてくる。そのくせ、もう片手は陰茎をやんわり握っては、親指の腹で先端をぐりぐりといじめるんだ。
「はっ…は…」
やべぇ…女々しく喘いでるよ、俺…。
唇が下りた。
「へっ?」と思ったら、ちゅっちゅっ、蟻の門渡りを吸われちまった。
んなソープ技、どこで仕込んできたんだか…。
聞きたいような、聞きたくないような……駄目だ、頭が霞んできやがる。
舌で舐め上げられた。
「くっ…」
ぎゅうっと肛門が締まったスキに、ち○ぽを口に咥えられた。
「ぅはっ」
抜け駆けされた気分だぜ。
そのせいか、お前の舌を敏感に感じてる。生々しい肉惑感がべったり肉茎に絡んでやがる。
やべぇやべぇ…お前の口ン中、熱い。マグマ級だ。
男の弱点を知り尽くしてる。
しょっぱなから、そんな高度技を仕掛けんなよ…お前、普通の男ならここでドン引きだぞ?
女は無知無垢なほど可愛いんだ。「俺色に染めてぇ」と思うのが男の本能ってぇんだ。
何だよ〜〜、くそっ!
「お前のま○こ、寄越せ。ハメてえ…」
勝ち誇ったように微笑うお前を引っぱっての騎乗位。
「……やったことない」
たちまち戸惑うお前に、男としてのプライドが復活したっ!
「俺をま○この下に敷くつもりでやれ、ほら」
パシンッ!お尻を叩いてやる。
「痛ぁ!何すんのよ、このっ!」
ずんっ、合体が深くなってきた。
「うおっ、…いいぜ…」
ぎごちないけど健気に頑張るお前の下で、嬉々と上半身を愛撫してやりながら。



「ヤリチン」ってもよ、誰でもいい訳じゃねえ。俺だって、えり好みするんだ!
「ねえ、あたしに本物のエクスタシー教えてくれない?」
行きつけのクラブで、新参のお前と出会った時でも。



「ヤルだけヤッとけば、あたしの興味もおさまるかな〜と、ね」
「はあっ!?何それっ??」
あれからまた1回ヤッて、今ベッドで一服中。
本当なら、さっさとシャワー浴びて服を着たらバイバイするつもりだったけど。
「いくら顔が良くてもヤリチン噂がマジでも、実際ヤッたら粗チンだったりしてね?」
「……激しく失礼だな、お前」
このやりとりがたまらなく刺激的で、だけどお前は俺にすり寄っても来ない。微妙な距離が何だか淋しくて。
ヤッた後の女のおしゃべりなんてウザイだけなのに、なんで俺はここにいるんだ?
「でも気持ちよかった。あんなにイッたの初めて…」
ぼ〜〜っと眠たげな顔が何だか可愛くて。
そうか、この俺で初めてイッたんか。SEXがいくら気持ちよくても、あと一歩がイケないとか何とか。
「そりゃ、ど〜も」
お前は激しいのが好きなんだよ。特に、ま○こと上腹が弱い。
「彼氏とは、こんなえっちできないからね…」
お〜、男冥利だ。
「彼氏、いるんか?」
「フラれたけど」
「俺はど〜でもいいってか?」
「そう、赤の他人だから」
「お前ね〜」
ムカつくけど、なんか楽しい。
「あたし気づいたんだ。コンプレックスとか色々気にしすぎて嫌われたくなくて、えっちに臆病になっていたんだなと」
「コンプレックス?」
「ほら。あたし、乳首もあそこも黒いじゃん?遊んでる訳じゃないのに、よく誤解されて長続きしないの」
見た目に似合わずウブだったとはね。ふむ、第一印象チェンジ。


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