【思い出よりも…終編】-2
「イヤッ…アアッ…そこは…ンン…触らな…」
「こんなになってるのに?」
「だめぇ…アンッ…ウウンッ…」
時折、髪を振り乱し苦悶に耐える慶子。そんな姿を見て私は少し意地悪をしたくなった。
ア〇ルから指を抜き、私はペ〇スをア〇ルにあてがった。
「そ、そこは…」
「違うの?」
慶子は恥ずかし気に頷く。
「じゃあドコなの?言って」
「そんな…」
「さあ、言って」
「ォ……」
「聞こえないよ。もっと大きな声で」
慶子は意を決したように、
「私のオマ〇コにちょうだい」
私はにっこりと微笑むと、
「よく言えたね」
そう言って彼女の花弁を一気に貫いた。
ー翌日ー
「伊吹マネージャー。アイ・コンサルティングの沢田様からお電話が入っておりますが」
それは受付からの電話だった。
「アイ・コンサルティング?沢田?憶えが無いなあ」
「お断りしますか?」
「いえ、つないで下さい」
“カチャッ”という接続音の後、男の声が続く。
「伊吹雅也さんですね」
「そうですが」
「ぜひ、アナタと早急に話がしたいのですが。お手間は取らせませんので何とか…」
「ご用件の内容によりますね」
男は声を落として私に話かける。
「二宮慶子とアナタの関係についてですよ」
(“狼狽する”とはこういう事か)
私は心臓が大きく脈打った後、鼓動が急速に速まるのを覚えた。
「分かりました。どちらに伺えば?」
「〇〇駅前に“カルナバル”という喫茶店があります。そこに8時に」
私は周りに諭られまいと平静を装って、受話器を戻した。