森林公園での相互視姦-2
彼女は濡れたお尻と太股を拭くと新しいスパッツを履いた。だが暫くするとそのスパッツを再び膝のところまで下げて動かなくなった。
(どうしたんだろう?・・ひょっとしたら・・・?)
僕は彼女の、動きを止めた後ろ姿を凝視した。
プリプリとしたお尻がかすかに旋動しているのが見える。
お尻のえくぼが深く刻まれたり、緩んだりしている。
前に回した両腕がかすかに上下運動を繰り返している。
(やっぱり・・オナニー・・してるんだ・・・)
やがて彼女は上体を反らし始めた。
お尻の旋動が激しくなる。
全身が硬直したように伸び、動きが止まる。
そのまま彼女はしゃがみこんだ。
「バキッ!」枝の折れる音が林の静寂を破った。掴んでいた枝が折れたのだ。
驚いて顔を上げた彼女の視線が僕の姿を捉える。立ち尽くす僕。
彼女は急いでスパッツを引き上げ顔を赤らめて走り去って行った。
その夜、僕の頭には、林の中で見た彼女の恥態が何度も浮かび上がり、なかなか寝付けなかった。仕方なく僕は恥液が枯渇するまで自分の手で劣情を吐き出させた。そのあとでやっと眠りにつくことができた。
翌日はもう会えないだろうと思いつつも僕は公園に出かけずにはいられなかった。
いつものように林の中に人の気配はなかった。
樹々の葉が風に吹かれざわめく音だけが聴こえる。
と、前方の曲がり角からいつものように彼女が現れた。
どぎまぎした。どんな態度を取ればいいのだろう・・・?
だが、いつものように彼女は微笑んで会釈をして走り去って行った。
拍子抜けした僕は、呆然と後姿のプリプリとよく動くお尻を見送っていた。
彼女とは3度すれ違い、その都度何もなかったかのようにお互い微笑みながら会釈を交わした。
昨日見た光景がなんだか幻想だったような気にもなってくる。少し自嘲的な気分になって野鳥観察小屋に向かった。
小屋の中に人影はなかった。
(いるわけないよな。昨日の今日で・・・)
僕はどんどん近ずいて行った。すると反対方向から人が走ってくる足音が聞こえる。
(あ、彼女だ・・)
慌てて僕は、木陰に潜んだ。
息を切らして走ってきた彼女は、小屋の前でゆっくりと止まり、ストレッチを始めた。
それを終えると小屋の中へ入っていった。ドアは無いので薄暗い内部が外からも見通せる。