遅い初恋 ?-2
「なんで真美が滝沢さんを知ってるの?」
「ここらじゃ知らないほうが珍しいかもっていうくらい有名なんだよ。舞知らなかったんだ。さすが舞だね!」
真美...
今私の中ではあなたは私の敵としかみれないよ。
「まぁ滝沢さんなら舞でも気になるかもね」
「なんか今度クラスにくるとか言われたけど大丈夫かな?」
「クラスにくるの!?なら絶対写真撮ろう!....ちょっとまってよ、クラスに来るって舞に会いにくるの?」
「そうだよ」
そのときの真美の顔はいつもの美しさを失われており私はそれに驚いた
「ちょっと舞!チャンスだよ!あの滝沢さんに気にいられてる女なんかそうはいないよ。アドレスとかわかるの?」
「わからない」
「なら今度あったら絶対に聞きなよ!いい絶対だからね!絶対!」
今真美が自分をみたらどうなるだろうか、多分悶死かな....
かれこれ時間が過ぎ今日の日程が終わった。
「はぁ〜疲れた」
私が下駄箱で靴をはきかえ正門をでようとしたとき
「舞ちゃん?」
後ろから聞いたあるこえが聞こえた
「滝沢さん!?」
「これから帰るの?」
「は、はい」
「それなら一緒に帰ろうよ」
「えっ?いいんですか?」「オレから誘ったんだから良いに決まってるじゃんか。あっでもバス停までは少し離れて歩いてくれる?周りから誤解されるかもしれないからさ」
「わかりました」
そういうと滝沢さんはバス停へと歩いていった。私はその背中を追いかけて歩いた。
「また一緒にバスに乗れるんだ」
私はうれしくて足取りがはやくなっていた
しかしこのあとバスの中で何がおこるかこの二人は知らなかった
続く