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遅い初恋 ?
【コメディ 恋愛小説】

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遅い初恋 ?-1

下駄箱についた私は自分の名前を探していた。
「えーと、2-4だからここらへんなんだけどな〜。...あっ、ここだ」
自分の名前を見つけたと同時に反対側の下駄箱で話し声が聞こえてきた
「そういえばもう二年の滝沢さん見た?」
「私は学校見学の時にはもう見てたもん。はぁ〜カッコイイよね〜」
「すごいイケメンだよね〜。あんな彼氏が欲しいな」.........
私はその話しを聞きながらさっき一緒に来た滝沢さんのことを思いだした
「まさかね、たしかにカッコよかったけど」
そう自分で納得しクラスへと向かった。

クラスに入ると同時に
「おはよ〜舞!」
と元気の良い挨拶がきた
「おはよ〜真美」
佐藤真美という中学時代からの友達である。背は163とわりと高めで少しハーフのような顔立ちと肩にかかるくらいの長い髪型が印象的だ。まぁはっきりいって美人だ。
「いや〜舞と同じクラスでよかったよ」
そう言いながら微笑む。
この笑顔に何人の男がひっかかっただろう
「どうかした?」
「えっ、なんでもないよ」今までになんどもみたけれどやっぱ綺麗だな〜
ずっと見とれそう。
あっちなみに誤解がないように言っておくが私には女を好きになるような趣味はないからな。
「それよりこの学校カッコイイ人多くない?」
「そうかな〜?わたしにはよくわかんないや」
「あの人とかどう?黒崎卓也っていうらしいんだけど」
そういうと真美が指さした先には身長が高く髪を少し染めたのか茶髪のいかにももてるような男子がいた。「私あの人狙っちゃおうかな〜」
「あれ?真美前の彼氏とはどうなったの?」
「あぁ別れたよ」
別れたよって笑いながら言えることか?
「まぁ高校に入ったんなら新しい彼氏がいいじゃんか!」
はぁ〜あんたには恐れいりますよ。ひっかかった男にほんと同情したいよ。
「それより舞はどうなのさ?中学時代は寄り付く男をズバズバ切り捨てた結果一回も付き合ってないじゃんか」
「私は真美とは違って付き合うことにあんまり興味なかったの」
「ふ〜ん、でも高校に入ったら彼氏くらいは欲しくなるもんだけどな。いい人みつからないの?」
...いい人?
そのとき私の頭には滝沢さんがうかんだ
「いいなと思う人はできたよ」
「え!マジで!?よかったじゃんか、これで舞の恋もスタートするね」
「ちょっと真美!あんまり大きい声でいわないで」
しかし真美はわたし以上に盛り上がっており
「どこの人!どんな人?いつ気になったの?」
という具合で質問のマシンガンを乱射してきた
「同じ高校の二年で今日の朝!」
わたしも即答で答えた。
「今日の朝って舞が一目惚れするような男?名前とかわからないの?」
「たしか2-3の滝沢優さんだっ「滝沢さん〜!?あの超イケメンで有名な?舞....現実をみなさい」
わたしは今真美が自分の敵のように見えた...
あんたは応援するどころかあきらめろと言うのか?
友達の初恋かもしれないってのに!


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