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【思い出よりも…】
【女性向け 官能小説】

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【思い出よりも…前編】-1

ーホテルー

小さな間接照明だけが灯る薄暗い部屋からは、男女のせつな気な吐息に混じり、粘液を介して粘膜が擦りあうクチュクチュという音と共に、お互いの肉を打つ音が響いていた。

「アアッ…いい…ンッ…ンッ…」

「…そろそろ……いくよ……」

「アッアッアッ…来て……中に…アアアッ!」

私は腰のグラインドを増す。彼女はそれに反応するように私の両肩を抱くと、耐えられないのか、時折首を左右に振る。

「…ああ……来る……来ちゃう…」

私のモノを包む彼女の肉壁が急速に締め付ける。私は耐え切れなくなり、

「…!ウグゥッ……ウウッ」

「はあぁっ!…ああ……」

しばらく余韻に浸った後、私は彼女から離れると、彼女の中から勢い良く私の白濁とした液が溢れ出た。


二人でシャワーを浴びる。
私がお湯の心地良さに浸っていると、

「ねぇ、キスして…」

彼女はそう言うと、私に身体をすり寄せてくる。私は彼女に唇を重ねる。
絡み合う舌の刺激に私のモノがゆっくりと頭をもたげる。

「…やだ…また、こんなにして…」

彼女はそう言って私のモノを撫で上げると、ヒザを着いて口に含んだ。

「…ンッ……ンッ……」

頭を前後に振り、刺激を受けた私のモノは、みるみる剛直な肉塊へと変貌していった。

彼女は上目使い私を見ると、

「ねぇ、もう一回しましょ。ここで」

そう言うとバスタブに手を付き、背中をこちらに向ける。私は彼女に被いかぶさるようにして、再び彼女を貫いた……



彼女との関係が始まって3ヶ月が過ぎようとしていた。
そのきっかけは、全くの偶然からだった………




「ねぇ、大丈夫?」

早朝、私の顔色を見た妻の加奈枝はそんな言葉を投げかける。私はただ一言返した。

「…少し、熱っぽいかな」

「だから夕べ言ったじゃない!風邪薬を飲みなさいって」

加奈枝は強い口調で私に言った。
それは昨夜、寝る時に、私がかなりしつこく咳込んでいたためだ。しかし、体調は何とも無かったので、放置そのまま寝てしまった。

加奈枝はなおも続ける。


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