恐るべき子供-3
[いやっ……しかし…]
[さすってくれたら落ち着くから]
[…だったら自分で……]
[…なんだか力が入らなくて……センセイ、お願いします…]
しかたなく蔵野はブランケット越しに触ろうとすると、
[センセイ、直にお願い。お母さんは、いつもやってくれるの]
蔵野はブランケットの中に手を入れ、手探りで美奈のお腹辺りに触れる。
[ンッ……]
彼女の吐息が漏れる。手の平に柔らかさと体温が伝わる。蔵野はゆっくりと美奈のお腹を、円を描くようにさする。先ほどまで青白かった彼女の顔色に、生気が戻る。
さするうちにシャツがはだける。蔵野の手はいつの間にか肌に触れていた。汗ばんだためか弾力のあるうえにしっとりとした肌。蔵野の理性は徐々に痺れていった。
[…セ、センセイ……もっと下が痛い…]
そう言った美奈は笑っている。それも、先ほど見せた無邪気なそれでなく、どこか妖艶さを漂わせて。
言われるままに蔵野の手は下半身へと移る。いつ、そうしたのかは解らないが、美奈はスカートをたくし上げていた。さすっている蔵野の指は、時折、美奈の下着のふちに触れている。その事が、彼の興奮を一層高める。
美奈もそう思っているのか、頬は赤く染まり息遣いが聴こえるほど大きくなった。
[…ンッ……センセイ…もっと……]
美奈は途絶える声で蔵野に伝えながら、彼の手を取ると自ら脚を開いて、その間に彼の手を埋めた。
[ウッ…ンン…]
蔵野の手が秘部の膨らみに触れると、美奈は苦悶の表情を彼に見せる。
間近に見るその表情に、蔵野は胸のうちから沸き上がるような興奮を覚える。それは先日、覗いた時よりも何倍も凄いモノだった。
[…竹野……]
布越しに美奈の秘部を撫でる。
[うぅん……アンッ……]
枕を握り、身をくねらせながら耐える美奈。蔵野の指は徐々に湿り気を帯ていく。
閉じた秘部にそって指先を進める。濡れているために、すんなりと入った。美奈は一瞬、苦痛の表情を浮かべたが、すぐに悦に入った表情であえぐ。
[ンンッ…ファッ…ンッ…アウッ…]
指先から"くちゅくちゅ"と、淫らな音が聴こえだした。美奈は指の動きに合わせるように身体を小さく揺すっていたかと思うと、時折"ビクッ!"と反射的に動いた。
[…ンッ…センセイ…ウッ、センセイ…]
彼女の手が蔵野を掴む。蔵野の手が、美奈の下着の中に入り秘部を捉えた時、
保健室のドアーが勢いよく開いた。蔵野と美奈は凍りついた。
[すいません蔵野先生!随分お待たせしちゃって…]
保健婦の田中だった。蔵野は素早くブランケットから手を引いた。田中は美奈のベッドに来ると、開口一番言った。