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放課後の背徳準備室
【教師 官能小説】

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放課後の背徳準備室-9

「伊織〜〜っ!!」
右手方向から友達が手を振りながら駆けて来る。
「合格おめでとんっ!」
「かっちゃんもおめでとんっ!!」
廊下で手を取り合ってはしゃぐ私たちに気づいたのか、早戸が顔を上げる。
心臓の轟きがますます激しくなる。
「ねっ、お祝いにどっか寄ろうよ。せっかくだからさ!」
「賛成っ!」
がっちり腕を組んで、早速下駄箱に向かう。
一礼。
先生とすれ違う。


ふっと…覚えのある香りが、早戸の鼻をついた。
求めて求めて焦がれてきた、狂おしくも愛しい香り。
「…い、ぶき…?…」



ねぇ…先生。
大好きよ…。


だから、見つけて。
早く…。



3年3組、出席番号28番、吹元伊織(ふきもと・いおり)。



卒業まであと2週間―――。





        《Fin》


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