教師×生徒=trouble-2
「っあ!ああっ!すごい…すごいっ!」
加賀美崚はSEXしていた。いわゆる後腐れのないSEXだ。
こんな女はいくらでもいる。
SEXは嫌いじゃないが、正直、食傷気味でもある。
なんでかな?
この顔でモテていると自覚はあっても、そんなの俺の知ったことじゃない。
女が勝手に俺に惚れるから。
女が勝手に俺とヤリたがるから。
まぁ、いいけど。
恋愛とか彼女とかより楽だし。タダでヤレるし。
男ならノるしかないだろ?
それにしても、女って簡単に股を開くんだな。
ヤッたらヤッたで「あの崚とえっちしちゃった」「キタ―――!」
…女って、そんなもんかね?
ある意味、怖ぇぇな。
萎えるよ、まったく。
気づけばいつの間にか俺が一押さなくても、女の方から言い寄ってくる。
好きでこうなった訳じゃないが、飽きるな。
刺激がなさすぎるんだよ、簡単すぎて。
とりあえず男なら選り取り見取りで満足しろと?
「あっああぁ!崚、いいっ!いいの〜、もっとしてっ!」
対面座位で俺の首にしがみついてくる女・沙耶。
ハイハイ、…というかお前が腰を動かせ!
誘ったのはお前だからな。
ちっ!
面倒くせぇ…。
「こらぁぁぁ!!あなたたち何やっているの!?今、授業中でしょう!」
突然、頭の天辺から激しく降ってきた雷電。
うおおおぉぉ!??
本気でびっくりした!
マジのマジで!
誰だよ!?
かったるいSEXでも、やっとこ、あと少しでイケたのによ!
この頃の俺、遅漏なんだよ。気ぃ削ぎやがって!!
パッと振り向けば、あぁ〜?依代?
「きゃあっ!?」
慌てて俺の胸元ではだけた胸を隠す沙耶。
「そこの女子!制服を直したら、さっさと学校に戻りなさい!」
隣のM女から忍んできたのがバレバレ。
「ごめん、崚…」
沙耶が慌てて俺から抜く。ぬぷっ…間抜けな音が聞こえた。
「まだ途中だろ!?」
「でもバレて親を呼び出されては困るし!…また、あとでね」
やだやだ言いながら、あたふたと「先生、ごめん。見逃して!」沙耶は足早に逃げていった。
何だよ〜。
俺は置き去りかよ?
ゴムがもったいねぇ!
「あなたもよ!ボケっとしないで、さっさと戻る!」
キンキンうるせぇ女だなぁ…。
依代ってよく知らないが…一見してもう女じゃない。
背ぇデケぇし!
まだ若いのに終わってるな、あれは。
特にブッとい黒縁に瓶底レンズの眼鏡。オーバーなほど時代遅れだろ?今時ありえねぇ。本気で売っていたらマジ、ブラックジョークだせ?
というか!
ち○ち○おっ立てたまま「はい、そうですか」でパンツなんかはけるか!
無理矢理詰め込めと?
言っておくがな、痛てぇんだよ。あともう少しでイケそうなところで寸止めされたからな。
精子が溜まりすぎて、こう…内側で圧迫してくるんだよ。イキてぇ!って。ゴムが湿気てキモイ。
せっかく頑張って腰振ったのによ!
先生、男というのをわかってねぇなぁ…。
「おい!依代!」
「呼び捨てにしない!」
「責任とれよ」
「はぁ?何を?」
「ち○ち○だよ!あと少しでイキそうだったのに!どうしてくれるんだよ?」
「知りません。あなたなら自分で何とかできるでしょう?」
おっ?
こいつ、男を知っているな?
こんな濡れ場にも顔色一つ動かねぇほどだ。
へぇ?意外。
こんな女にも勃つ物好きもいるんだ?
…なんか興奮してきた。
「先生。代わりにヤラせてよ」
「はっ?」
しまった。さっさとUターンして戻ればよかった。
この雰囲気は危ない。危なすぎる。