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ある淫魔のライフスタイル〜深紅の魔女ミーティ〜
【ファンタジー 官能小説】

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ある淫魔のライフスタイル〜堕ちた女魔族ヴァネッサ〜-17

「ジェイド様……コレ何とかなりませんか?」

「え?あ、うん……そうだな……」

ジェイドに助けを求めるがジェイドもただ苦笑いを浮かべるだけだ。

「まあ……いいじゃないか。素敵な彼女が出来たってことで……」

「しかし俺は女など……」

「ねぇ、ヒュドラ……好きよ……」

「ちょっとアンタたち……」

まったく理解できない目の前の状況にミーティは握った拳をブルブルと震わせ、とうとう怒りを爆発させた。

「一体何がどうなったのかきちんと説明しなさ〜い!!」

部屋にミーティの怒声が響き渡った。空気までもがビリビリと震えている。あまりの迫力に魔族三人は固まってしまった。

「大体私はその女にヒドイ目に遭わされたのよ!何がどうなったか説明するのがスジってもんでしょ!!」

「ご、ごもっともです……えっと、あのですね……」

ミーティに詰め寄られた三人は事情の説明を始めた。




「え〜と……分かっていただけましたか?」

「まぁ……一応ね……」

一通りの事情の説明を受けたミーティだが、まだ表情は不満気だ。

「……で、どうするのこの女魔族?」

ミーティがジト目でヴァネッサを睨む。しかしヴァネッサはまるで気にすることなくヒュドラにじゃれついている。

「僕はヒュドラに任せようかと思ってるんですが。」

「なっ!?」

途端にヒュドラが驚き、抗議の声を上げた。

「ジェイド様!何度も言うように俺は女など……」

「頼めますよね、ヒュドラ?」

「うぐっ!?ぐっ……は…はい……」

柔らかな笑みの裏に込められた圧力にヒュドラは屈する他なかった。

「でも大丈夫なの?また何か悪さでもしたら……」

「大丈夫ですよ。しっかりお仕置きしましたから。もう逆らおうなんて思わないはずです。」

それにとジェイドがヒュドラを見る。

「万が一何かあったらヒュドラがどうにかしてくれますから。」

確かにヒュドラから感じる魔力はヴァネッサを上回っていた。
相当高位の間族であることがうかがえる。その気になればヴァネッサなど一捻りにしてしまえるだろう。

(でも……これほどの力の持ち主を眷族にしてるなんて……ジェイドって一体……)

ひょっとするとジェイドには何か秘密があるのではないか。そんな疑念がミーティの中に生まれる。しかし……

(別に気にすることないよね。ジェイドはジェイドなんだし。)

ミーティは疑念を心の奥底にしまい込んだ。


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