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貴方の妻にしてください
【熟女/人妻 官能小説】

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貴方の妻にしてください2-5

「うん。ちょっと冷えるかな。お風呂で温まろうかな」
「そうだね、そうした方がいいかもしれない」
「徹さん、お風呂の湯加減みてきてくれる?少し冷めてるかも。。
(あつく)っていうボタン押してくれると沸くんだけど」
「いいよ、わかった」
徹は慣れない部屋のつくりにキョロキョロ見回しながら
風呂場を見つけて、言われたとおりにしているようだ。

本来は心やさしい徹には世話をするより甘えたほうが馴染みやすいのかもしれないと友紀は感じた。
「押してきたよボタン」徹が戻ってきた。
「ありがとう」友紀は嬉しそうに微笑みながら
「さっきのこと、ホントに悪いと思ってる?」と聞いた。
「ああ。思ってるよ。」
「じゃあ、お願い聞いてくれる?」
「何?」お願いをされるとは意外だという不思議な顔で徹は聞きなおした。

「お風呂、一緒にはいろ?」照れ笑いで友紀が言う。
「えっ」と徹は思わず声を出して驚いたが、嫌な感じには思わなかった。
友紀がケロッとして言ったからかも知れない。

「いーじゃん いーじゃん、罪滅ぼしに背中くらい流してくれても」
そういいながら徹の腕を引っ張って脱衣場に連れて来た。
キャッキャと笑いながらあっと言う間に裸になった友紀は寒い寒い・・と急いで風呂場に入っていった。
ザバザバと湯をかける音がして「熱ッ」といいながら湯船に入ったようだ。

「まいったな・・・」といいながらも困ってはいない。
何だか、妹と入る幼い頃の懐かしさというか、いや、自分は一人っ子なのだが懐かしいような気分がするのだった。

そんな楽しげな気分でいる自分を不思議に思いながらも
それはやはり友紀の人柄だと確信して服を脱ぎ捨てて風呂場に入っていった。
さすがにタオルで大事なところを押さえつつ、湯船に向かう。
友紀が湯船から楽しげに笑顔を向けながら見つめている。
「そんなに、見るなよ」さすがに照れくさく徹が言いながら湯をかける。
「夫婦なんだもの、いいじゃない。徹さんだって私の・・・見たくせに」
「・・・そうだけど」本気で悪い気はしてないが不満気に言った。

狭い浴槽だから二人でつかるには窮屈そうである。
友紀が場を譲ろうと立ち上がった。
二人で浴槽をはさんで立ち尽くしている。
「あ、いいよまだ、温まらないとだめだよ」
「じゃあ、徹さん先に座って」と友紀が浴槽の隅に身を譲って徹をざぶんと座らせた。
「それで、、友紀も座る・・・っと」と言いながら、徹の膝の上に座ってきた。
滑り台を二人で滑るときのポーズのようだ。
小柄で華奢な友紀だから、膝の上にのせても苦痛ではない。
ただ、背中を抱きかかえるような姿勢で手のやり場に困る。
「ね?」と友紀が首だけで振り向いて話しかけた。
「ん?」
「胸・・小さくてゴメンね」
「な、何・・!どうしてゴメンなんだよ」徹は思わず笑った。
「笑わないでよぉ〜コンプレックスなんだからぁ」
本気で悲しそうな顔をして友紀がまた振り向いた。
「それだけあれば十分だよ」
「ほんと?」
「ああ」
「ホントにホント?」
「何だよ・・・」
「だって、触ってもないのにわかんないじゃん」
小さな背を向けたまま友紀が言った。


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