「保健室の小さな秘密」-4
こ、こんなの初めて…。
脚に力が入らないなんて。ホントに気が遠くなりそう…。
「やべ…もうガマン出来ない」
悠が制服のズボンのポケットからコンドームを取り出した。
そのパッケージ…、エイズ予防で授業中に配られたものみたい。っていうか…、ヤル気満々かっ！って思わずツッコミを入れた。もちろん、そんな体力ないから心の中でだけど…。
口で袋を引きちぎり、コンドームを着ける。
ああっ、なんか心臓の音がウルサイ。もう挿れて欲しくてたまらないというように、あそこがヒクヒクする。
悠の肉棒が私のあそこにあてがわれる。下腹がキュンキュンいう。
ゆっくりと私の膣を拡げながら悠の肉棒が差し込まれる。
「うぁっ…締まる！」
「ふぁッ大きいっ…」
二人で同時にあえぎ声をあげる。
保健室にいやらしい音が響く。肌と肌がぶつかる音、出し入れの時のねちゃつく音、二人のあえぎ声…。
このまま、時が止まってしまえばいいのに…。
激しく突かれながらボーッと考えていた。
「うぁっ…」
悠のセツナイ声が一層私を高みに引き上げる。
「これだ…！」
「え…？」
悠の言葉に聞き返す。
「ま、前にっ…奏子と、うぅ…した時に…」
グリグリと私の中をかきまわす。私は感じながらも、悠の言葉に耳を澄ませていた。
「ただ気持ち良いだけじゃなくて…、愛しいって気持ちがこみあげてくるんだっ…」
い、愛しい…？
「悠…本気で言ってくれてるの…？」
「いつ…俺がウソ言ったよ」
「でも、私かなり年上だし…」
「あー！もうごちゃごちゃうるさい！！」
私の唇に荒々しく唇で蓋をする。激しく舌を絡ませ合いながら、悠は私のＧスポット擦りあげる。
「むぁっ…ああっ激しすぎる…っ！壊れちゃうよぅ！」
「いいよ…壊れた奏子を見せてよ」
悠が私の手を握る。
汗ばんだ大きい手…。
悠との結合部分に身体中の熱が集まっていく。
「あっあっああっっ…ふぁぁっイクッああっイクッ」
「俺も…くぁっイキ…そうだ」
「あはっああああっっ…！！」「出るッうぅ…あああ！！」
悠が私の中で弾けたのがわかった。ドクッドクッと脈打ってるのも。
でも、
私の記憶はそこまでで。
気付くと悠の腕枕で寝ていた。辺りはもう暗い。
机の所の明かりだけがボンヤリと部屋の中を照らしていた。
幼い寝顔。
いつもは大人びてても、こう見るとやっぱ高校生なんだなぁ…。と、思いながら頬に手を伸ばす。
長い睫毛がピクッと動く。
私は慌てて手をひっこめた。悠はその手を掴んで、グイッと抱き寄せ私のおでこにキスをする。
「！」
私はガバッと起き上がって、ふと服を着てるのに気付いた。