『学校の誕生日』-2
「よく来るの?……」
『……えっ?……いや、別に……』
銀幕の中で、繰り広げられている非日常に気を取られ、話し掛けられるまで男が隣りに座った事に気付かないでいた。
「地元の人?」
『……いや……違います……』
「今日は、仕事お休みなの?」
『…………』
穏やかな語り口で、涼子に囁き掛ける男……
「綺麗な人ですね……」
『…………』
さりげなく……ごく、さりけなく……男の右手は、涼子の左の太ももに延びていた……
「どんな仕事してるの?」
何事も無いかのように、更に男は囁き続ける……
『…………』
左手の甲で男の手を払おうとするが涼子……声が出せない……
男は、そんな涼子の反応を見ながら、濃茶のパンツの上から太ももだけを軽く触り続ける……
「何歳位なのかなぁ……」
涼子が異変に気付いた時、濃茶のパンツのファスナーは下げられ……中に男の右手が入っていた……
涼子が男の手を振り払おうと、隣りに座る男の顔を睨む……いやらしそうな顔をした五十歳位の男が、ニヤリと微笑んでいた……
涼子の抵抗を察知した男の右手は、素早くパンティーの中に潜り込んでいた……あっ、と言う間もなく中に入り込む……
『……止めて下さい……』
蚊の鳴くような小さな声を出すのが精一杯であった……
パンティーの中の男の手は、更に奥深くまで……敏感な花びらにまで到達していた……
「こんな映画見ていたら……誰だって感じるものだから……」
『…………』
既に、愛蜜が滲みだしている花びらを指先で、弄びながら男が囁いた……
『あっ……いやっ……』涼子の敏感な部分を知り尽くしたかの様な指先の動き……
……ああっ、どおしよう……私、感じちゃってる……こんな事、期待してここに来た訳じゃないのに……ああっ……ああっ……凄いっ……自分で……するより気持ち良い……
『……いやっ……』
歯を食い縛り、男の手を退け様としながらも……次第に涼子の両足の間隔は広がっていた……
「嬉しいなぁ……気持ち良くなって貰えてる見たいで……」
『あっ……嫌っ……だめっ……』
周囲の観客に悟られない様……小さな声で抵抗するしか術のない涼子……
そんな、光景を最後列の席から見ていた青年が、涼子に近づいて来ている事に……涼子が気付く由もない……
青年は、涼子の真後ろの席に音もなく腰掛けると……
「楽しそうですね……僕も仲間に入れて下さい……」
涼子の左耳の後ろから囁いた……
『……ああっ……ああっ……だめっ……』
終に、涼子の口元から甘い吐息が漏れ始めた……男の指先がくねくねと花びらと蜜壺を攻め立て……青年の掌も、白いブラウスの上から涼子の乳房を揉みほぐし始めていた……
『あっ……あっ……ああっ……』
大きな声が漏れないようにするのが精一杯の涼子……
「凄く感じてるみたいですね……」
青年は涼子の左の耳たぶを甘噛みしながら囁く……青年の手は、ゆっくりと……ブラウスのボタンを一つ一つ丁寧に外していく……肌理の細かい綺麗な涼子の肌が、暗い館内で露になっていく……ボタンを外し終えた青年の両手は、涼子を背後から包み込む様に抱き締める……そして、指先でスッと白いブラを上げる…………敏感になり、ツンと上を向いた乳首に……青年の指先が絡み付く……汗ばんだ乳房を揉み解しながら、乳首を弾く様に愛撫していく……青年の舌先は涼子のうなじに、まとわりついていた……
太ももの辺りまで、ズリ降ろされた濃茶のパンツと、淡い水色のパンティー……男の指先は、涼子の中で未だ、うごめいている……愛蜜に満たされた蜜壺が男の指の動きに併せる様に、クチュクチュと音を立てている……ピクッピクッと花びらの痙攣が止まらなくなっていた……
……ああっ、ああっ……ダメッ……そんなにしたら……そんな事しないでっ……おかしくなっちゃう……あーあっ……ジンジンする……こんなに……体が……ジンジンと……
涼子にとって、二人の男の手に凌辱される事など勿論初めての事……しかも、こんな所で…