女教師の蜜肉-8
翌日、美子が目を覚ましたのは既に昼前のことだった。美子は頭をはっきりさせようとシャワーを浴び、汚れた下着を清潔な物に取り替えた。
「今日も暑いわね……」
窓の外の陽光を見て、美子は呟いた。
冷蔵庫の中から牛乳を取り出し、食パンを口に放り込むと、ソファに身を沈めてテレビをつける美子。テレビでは中年の司会者が健康によい食品がどうとか言っているが、ただつけているだけの画面に、美子は興味もなかった。
一夜明けて気分も落ち着いた美子は、ともかくこれまでの事は全部忘れ、今日からいつもの生活に戻ろうと決心するのであった。
そこへ、突然部屋のチャイムが鳴り響いた。怪訝な顔をしてインターフォンの通話ボタンを押すと、そこから少年の、杜桜裕の声が聞こえてきた。
「美子先生、杜桜裕です。ちょっと相談したいことがあって……」
相談と言われて美子は逡巡した。裕が何を考えているのか分からなかったし、簡単に部屋へ通して良いものかどうか躊躇われたのだ。かと言って訪ねてきた生徒を門前払いにするわけにもいかず、取り敢えず玄関で話をするつもりでオートロックを解除した。
「それで、相談って……?」
美子は玄関に入ってきた裕に対してろくな挨拶もせずにそう切り出した。
「…僕は先生のことが好きで好きで仕方がありません。授業中でも先生を見ているとあそこが固くなって、頭に血が上って何も考えられなくなります。家に帰っても先生のことが思い出され、先生の裸を想像してはあそこを握りしめているんです」
美子は裕の言葉に呆気にとられた。生徒が教師に思慕の念を打ち明けるにはあまりに破廉恥で、突拍子のないものである。
「……ちょ、ちょっと裕君?あの、君の年頃は異性の身体に対する好奇心で頭が一杯でしょうけど、それをそのまま吐き出すのは良くないわ。先生のことが好きだって言うのは嬉しいけど……」
美子は裕の様子に圧倒されながらも何とかなだめようと試みた。しかし、その言葉を裕はまったく聞いていなかった。
「だから僕は先生を僕の物にしたい。先生とセックスしたい。先生の身体を思う存分しゃぶりたい……」
「いい加減にしてよっ!この変態っ!!」
裕のはばかることのない猥褻な言葉に、美子はついに声を荒げてしまった。教師生活に色々と憧れを抱いてこの職業に就いたにも関わらず、訳の分からない一人の生徒に翻弄され、生活を乱されて、そうした理不尽にも思える境遇にとても腹が立ったのだ。
「……どうして、どうしてそれが私なのよ?どうして私だったのよ?」
美子は今にも泣き出しそうに顔を歪め、そう呻いた。しかし、裕はまったく意に介さず、黒い袋を美子の目の前に差し出す。
「……ど、どうしてあなたがそれを!?」
その黒い袋は、昨晩美子が公園のゴミ箱に捨てた模造性具であった。
「そんなこと、どうでもいいでしょ…。でも、これを僕が持っているからには、先生は何をすればいいか、分かるでしょ?」
裕に促されるままベッドルームに連れ込まれる美子。傍に転がっていた選択ロープで手首を縛られ、ベッドに転がされると、裕は美子の身体を跨ぐようにベッドに上がると、その上にのしかかってきた。
「やめて…、こんなこと……」
眉根を寄せて反意を示す美子。しかし、発情した少年は美子の言葉には耳を貸さず、その甘い匂いの漂う滑らかな首筋に顔を埋めた。
くんくんと鼻を鳴らしながら、裕はうっとりとした表情で美子の首筋を舐め回した。美子は裕に抱きつかれてもがいたが、手首を縛られているためどうしようもなく、少年のねちっこい愛撫に身を任せるしかなかった。太股では裕が足を絡めているために、むくむくと固くなってくる少年の感触が生々しく伝わってくる。
「ああ、いやぁあ、やめてぇ……」
「駄目なんだよ、先生。……先生の身体、とってもいい匂いだ。もう、あそこが固くなって、熱くなって、痛いくらいなんだ…」
そう言って、裕は美子の唇に吸い付いた。美子は顔を背けるが少年は両手で頬を抑え込み、硬く閉じた唇をぺろぺろと舐め回す。美子の唇は紅を乗せていないにも関わらず赤く色づき、柔らかな光沢を放ちながらふるふると揺れていた。
裕に執拗に舐め回され、息苦しくなった美子は大きく息を吐いた。しかし裕はその隙を逃さず舌を潜り込ませて美子の口腔内を舐め回し、逃げる美子の柔らかな舌を絡め取り、唾液を啜り上げる。
「あおぉうぐぅう…」
にちゅにちゅと口の中を貪られ、美子は口を閉ざすことが出来ずに言葉にならない呻き声を上げた。しかし裕は嬉々として美子の口の中を舐め回し、湧き出す甘い唾液を喉を鳴らして飲み下す。