投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

=《蒼閃機甲バルトーク》=
【学園物 恋愛小説】

=《蒼閃機甲バルトーク》=の最初へ =《蒼閃機甲バルトーク》= 18 =《蒼閃機甲バルトーク》= 20 =《蒼閃機甲バルトーク》=の最後へ

=《蒼閃機甲バルトーク》= 〜第壱斬「蒼い巨像」〜-19

「ゴアァァァァッ!!」

だが………

「効いてない!?」
「ふむ………やはり火力が足りぬか。」
「ど………どうすればいいの?」
「仕方がない…………。覚悟は、できたのだな?」
「うん。」
「ふむ…………では、契約しよう。」
「な、何だよそれ?」
「右腕を見ろ。」
「え……あ、うん。」

蒼真は、リストバンドを外した。

「先端に接合部があるだろう。」
「コネクタ?」
「こねくた…………たぶん、そうだ。」

確かにある。
先端に、端子が。

「それを引け、そして、我に挿せ。」
「これを…………」

蒼真は、ブレスレットの先端を掴んだ。

「引く!!」

ギュィィィィィッ

「わ、すごい。」

伸びた。
端子とブレスレットが、ケーブルで繋がっている。

「で…………どこに?」
「前面だ。探せ。」
「え〜…………あ、これか。」

右手は操縦桿を、左手は端子を掴んでいた。
そして、左手の端子を………

「"コントラクト《契約》"」

挿した。
ブレスレットが光る。

「次だ。前面に、もう一組の操縦桿があるだろう。掴め。今の操縦桿は離していい。」
「うん。」

本来の操縦桿とは別に、もう一つ、操縦桿があった。
ただし、この操縦桿は両側に一つずつ、計二つあった。
蒼真は、指示通りにそれを掴む。

「そして叫べ!我の名を!」
「あなたの………名前?」
「そう………我の名は………"蒼閃"『バル』だ。」
「わかった…………。」

ゆっくりと深呼吸………。
落ち着け………やればできる………。
なにも心配は、ない。
自分が…………

「(美月を守る!!)」


蒼真は叫んだ。
おもいっきり。

「シフトアップ!!"蒼閃"『バル』っ!!」

コックピットが………光に包まれた。
蒼色の…………。


=《蒼閃機甲バルトーク》=の最初へ =《蒼閃機甲バルトーク》= 18 =《蒼閃機甲バルトーク》= 20 =《蒼閃機甲バルトーク》=の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前