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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』(第1話〜第6話)-55

「葵さんばっかりにさせたんじゃ、悪いよ……」
「? ふふ、それなら……」
 膝立ちになると葵はその腰を振るようにして体を反転させ、瑞々しい臀部を大和の眼前に晒した。
「………」
 彼の息づかいが、肌をくすぐるようで葵は恥じらいを覚える。しかし、己の全てを相手に晒しているという事実は、それ以上の愉悦を彼女の心に生み出した。
「わ、うわ……」
 思いがけず、葵の臀部が目の前に鎮座され、その佇まいに大和は惑う。白く透き通るような肌が快楽に少しだけ泡立ち、その白さによって際立たっているセピア色の蕾と、真っ赤に熟れる淫花が、鮮やかな色合いで大和の視覚に訴えてきた。
「うっ」
 甘い痺れが、腰に湧き上がる。うねうねと亀頭の表面を何かが這っていて、葵に再び奉仕をされているのだと大和は触覚で理解した。
「ん、んふぅ……」
 それならと、自分も指を、葵の股で六分咲きになっている淫花に伸ばす。くに、と抵抗と呼ぶにはあまりにもはかない感触が指先に生まれ、あっという間に第一関節が花弁の中へと埋まった。
「ふ、くふっ……はふぅ……」
 吐息が、大和の業を刺激する。胎内に浅く指を迎え入れ、それでも、確かな愉悦に葵の呼吸が乱れ始めていた。

 ぴたっ、ぴと、ぴと、ぴちょ……

「あっ、あんっ……く、あく……」
 微妙な蠢きで指を前後すると、柔らかい粘膜は様々に形を変え、その中心から透明なエキスが溢れてくる。指の頭から伝うようにして、やや粘性のある蜜がとろりと手の甲まで垂れ落ちてきた。
「………」
 大和は、指を抜く。
「あっ……」
 非難にも似た、葵の息を飲む声。しかし、
「あ、あっ……ああっ!」
 すぐに彼の意図を察した葵は、加えられた圧力が及ぼす結果を思い、顔を羞恥に染めた。
「すごいや……」
「や、やだ……」
 大和は両手で臀部を下から押し上げるように、ぐ、と力を込めて左右に割り開いたのだ。結果、微かに開きを見せていながら満開とはいかなかった彼女の淫花が、外的な力によってパックリと口を開かされていた。

 ぴちっ…

 その瞬間、入り口に満ちていた淫蜜がはじけるように飛び、大和の頬に数滴の雫を垂らす。
「こんなに濡れてる……」
「大和君だって……熱くなってるよ……」
「そりゃぁ……こんなものを見せられたら、誰だってさ……」

 ぴちゃ…

「あ、あっ!」
 淫靡な様にたまらなくなって、大和は顔を近づけると舌先で中央をついた。
「な、舐めちゃ……あ、あんっ、んんっ……んくっ」

 ぴちゃ、ぺちゃ、ぺちゃ、ぺちゃ……

「は、はぁふっ……や、大和君……あ、あん……」
 大和の舌で淫花を弄ばれ、腰から湧き上がってくる恥じらいと悦楽に葵は喉を反らした。大和の業棒を優しく握り締めたまま、彼女は自分自身の官能に夢中になっている。
「あっ、そ、そんなにふかくまで……あ、あぁあっ……」
 大和の懸命な舌使いが、さらに奥まった部分まで及ぶと、今度は背中も海老のように反らし、葵は官能を歌う。
 びくっ、びくっ、と粘膜が震え、そのたびに大和の舌に蜜の味が広がった。その粘度は増す一方で、大和の口まわりが透明なコーティングを施されていく。
 舌を遠ざけると、その蜜が何重にも糸を引いた。
「葵さん、僕、もう……」
「あ、ふぅ……ん、ん……」
 口で味わうだけでは、もう、満足しきれない。葵は既に奉仕ができないほど乱れ始めているから、結果的に放っておかれてしまっている自分の欲棒は、刺激を求めて怒張を極めていることがよくわかった。


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