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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』(第1話〜第6話)-267

 びゅるっ、びゅくびゅくっ、びゅるるるっ!

「んっ…! んぅ…! んぐっ!」
 喉の奥まで入り込むように、粘液が吹き出してくる。それも、大量に…。
「んくっ……んくっ……んぶっ…ふっ……んくっ…」
 咽そうになるのを何とかこらえ、留まることもなく溢れてくるものを、晶は少しずつ飲み下していった。生殖に関わる行為ではないが、彼の出した生命のエキスなのだから、余さず体の中に取り込みたい。
「んくっ……んっ……んっ……」
 ちゅるっ、と最後の一滴まで鈴口から吸出し、晶はようやく愛息を口による拘束から解き放った。
「ふふ……濃いの、いっぱいでたわね……」
「………」
 口の端から垂れようとした名残を、舌でぺろりと舐めとって、射精後の脱力感に沈んでいる亮の顔を覗き込む。大量の放出が物語るように、彼は放心しきった表情で、その余韻に浸っている様子だった。
「気持ちよかった?」
「あ、ああ……最高、だった……」
「ふふ……」
 久々に受けたフェラチオである。更にいうなれば、5日ぶりの射精である。その気持ちよさを説明しようとしても、地球上の言語では、伝えたいことの半分以上もそれを明文化できないであろう。
「………」
 晶の顔が、間近にある。艶のある微笑を浮かべるその口に、今の今まで愛息は抱かれていたのだ。…我が分身ながら、何とも妬ましい。そんな気持ちも知らずに、愛息はまだまだ元気な様子を、反りあがった脈動で表している。
「あっ……」
 亮は、晶の太股に指を這わせ、茂みの奥に触れた。指先にはすぐ、満開になった晶の花びらと、その中心から滲んでくる熱く粘り気のある手触りが感じ取られた。
「濡れてる、ぞ……」
「うん……興奮、してるもの……んっ……」
 亮の指を受け入れて、晶は腰を蠢かす。催促をするように、その指の腹に花びらを擦りつけて、溢れる蜜を塗りつけていた。
「俺も、まだまだ……収まらないよ」
「ふふ。そうみたい…」
 晶の指もまた、反り返る亮の怒張を包み込む。それは、晶の唾液と、先に出した精の名残とが混ざり合い、コーティングを施したようなきらめきが表面に散っていた。
 互いの性器は、十分に潤っている。これを繋ぎあわせるのに、何らためらう必要はない。
「欲しいの……おねがい……亮の……お……お……おち……」
「………」
 ふと口をつぐんだ晶を、亮はただ静かに見つめる。彼女が自ら口にしようとして、それでも躊躇した言葉を、彼は忍耐強く待つ。
「お、おち……×……ち×……が……欲しい……」
「良く、言えたね。……偉いよ」
 ご褒美として、亮は身を起こしてから、晶の頬にキスを与えた。そしてそのまま、彼女の体をゆっくりと押し倒し、太股の裏に手をかけて、繋がる部分の入り口がはっきりとわかるように、それを左右に割り開いた。
「あ、あぁ……そんなに……じっと……見ちゃ……いや…ぁ…」
 秘部を見られる恥じらいに、晶の頬は真っ赤に染まる。何度となく交接を重ねても、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「いくよ、晶……」
 彼女の恥じらいに引き寄せられ、濡れ光る先端を近づける。蜜を湛えて煌く花びらの中心に焦点を合わせ、狙いを定めた瞬間、腰を一気に突きこんだ。
「ひあっ! あっ、あぁあぁ………っっ!!」
 根元まで、何の抵抗もなく晶の中に亮は沈んだ。熱くうねり渦を巻く胎内は、湿りと締りが始めから最高潮の状態である。


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