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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』(第1話〜第6話)-157

「京子、大丈夫だ。僕も……」
「え……あっ……」
 ぐ、と京子の太股を抱えるように幸次郎が腰を押しつける。
「!」
 更に深いところまで固い陰茎が埋まって、京子は泣き顔にも似た表情を見せた。
「そ、そんなに深くまで来たら……あ、あたい、すぐにイッちゃうよっ!」
「構わない。僕も、もう我慢できそうにないのだ……だから……」
「あ、あ、あっ!」
 ずるずる、と胎内から引き抜かれる怒張。敏感になっている粘膜を固いものが擦るのだから、堪えに堪えている京子としてはたまらない。
「ま、まだっ、まだ、いやっ! い、いやぁあああぁぁぁあ!!!」

 グチュッ、グチュグチュグチュグチュグチュグチュッッ!!

「あ、ああッ! ああッ、ああッ、ああぁああぁぁッ!!」
 始まった夫のピストン運動。抑えていた快楽が一気に体の中を弾け、京子の体を浮き上がらせた。
「も、もうダメッ、い、イクッ! イッちゃう!! イクッ!!!」
「いいぞ、京子……楽に……楽になってくれ……」
「い、いいのッ? あ、あたい、イッてもいいの? あ、あんたは、まだっ……んっ、んっ、んんっ!!」
 唇をふさがれて、あらぶる吐息の行き場を失った京子の中で、さらに愉悦がはじけて躍る。
「んふっ! ん、あ、う、あっ、イ、イクっ! あ、あたい、ほ、ほんとにイッちゃう!」
「あ、ああ……行ってくれ、京子。すぐに、僕も!」
「!!!」

 グチュッグチュグチュグチュグチュ!!

「ひっ、も、もうダメッ! ダメッ!! ダ、ダメええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
 絶叫が部屋の中に響いた瞬間…、

 びくん、びくっ、びくっ!

「あああぁぁぁぁああぁぁぁぁ―――――………ッッッ!!!」
 京子は全ての逡巡を忘れたように体を痙攣させて高みを歌っていた。
「く、うっ!」
 そのうねりが膣内粘膜を一気に収縮させ、中に埋まっている幸次郎を責める。その刺激に耐えることも出来ず、幸次郎も初志を忘れて堰き止めていたものを放った。
「!!!」

 どくっ、どくどくどくどくどく!!

「あ、ああっ、あああぁぁぁ………!」
 瞬間、弾ける様な熱さが京子の胎内で散った。凄まじい質量を持っている何かが、胎内の至るところに大量にばら撒かれ、飛び散っている。
(あ、熱いのが……中に……いっぱい溢れて……)
 自分が絶頂を感じてすぐに、彼もまた射精していた。“すぐに”といったとおり幸次郎は、京子を一人でイカせきりにせず、置き去りにもされなかったのである。
「幸次郎……幸次郎……あっ、あっ……」
 強くしがみつき、余韻の痙攣を繰り返す京子。更に深いところまで彼を受け止め、止め処なく吹上がる精を余さず受け取っていた。
(そういえば……)
 大きな波が静まって、小波にたゆたう小船の中で抱き合いながら横たわっているような感覚を愉しんでいたが、ふいに思い当たることがあって彼女はゆるゆると現実に戻ってきた。


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