『SWING UP!!』(第1話〜第6話)-140
「な、中が、擦れて……」
「………」
びく、びく、と、痙攣にも似た腰の震え。そして、胎内の蠕動。
(ああ、そうか……)
全てを理解したわけではないが、大和は察するものがあった。
「あ、や、大和くん……ッッ」
それを証明するために、大和は大きく腰を引く。そして、
「いくよ、桜子さん」
「え……あっ……ま、待って……」
ずんっ!
「ひっ――――」
彼女の奥深くまで、遠慮なく突いてみた。
「あああぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
瞬間、凄まじい絶叫が桜子の唇から迸る。そこには“痛み”を感じさせるものは一切なく、ふいに体の中を氾濫した性の昂ぶりを堪えられないという響きに満ちている。
ずんっ、ずんっ、ずんっ!
「ひっ、ひあっ、あ、あっ、あぁっ!」
それと見定めた大和は大きなグラインドを繰り返し、重力に従い落ちてくる彼女の尻を更に強く打ち上げた。
「ダ、ダメッ! そ、そんなに動かしたら、あ、あたし、おかしくなっちゃう!!」
桜子の腰が、激しい蠢きを見せている。まるでモーターの狂った玩具のように、前後左右に見境なく。
(く、すごいな……)
その蠢きが、胎内の甘い圧迫を縦横無尽に変化させ、中に収まっている陰茎を責めてくるものだから、大和としてはたまらなかった。
ずちゅっ! ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ!
「あぁあぁぁっ! ああっ、ああっ、あああぁぁああああぁぁ!!」
接合部が、熱い湿り気を帯びてきた。摩擦を起こすたびに、その衝撃をやわらげようと、桜子の膣壁から染み出すようにしてどんどんと潤み具合を増していく。
「とても、いいよ、桜子さん……」
「あ、ああぁあぁぁ! ん、んぁぁぁあぁぁぁ!」
たまらずに腰を振る大和。女の尻を手で抱えているこの体勢は、男が必死に腰を揺すって奉仕をしなければ、相手を満足させることが出来ない。
ずちゅりっ、ずちゅっ、ずちゅ!
「ひいっ! ん、んんっ! ああぁあぁぁぁあぁ!」
突き上げるたびに大きく身を捩じらせて反応してくれる桜子の様子を見れば、彼女が性の昂ぶりに身も心も委ねきっているという事は充分にわかった。“初めて”の時は、その濃密な性の果実を味わいきれなかったと言っていたから、今日は存分にその味を堪能してもらいたいと思う大和である。
「桜子……」
「あ、あっ」
大和の手が、膝の裏側に廻った。それをぐい、と持ち上げるようにして開脚させられると、同時に桜子の足も宙に浮いた。
「!!」
つまり、桜子の体が完全に持ち上がった状態になったのだ。細身にも見える彼の両腕からは、想像もつかない腕力の強さだ。
(は、入ってるところが……見えてるよぉ……)
全開まで脚を開かされ、繋がっているところが丸見えに近い形になっている。動きが緩くなったことでわずかに理性を取り戻した彼女は、今度は羞恥に悶えた。
「ダ、ダメッ……こ、こんな、は、はずかし……」
ずんっ!