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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-95

「ん……んむ……んっ」
 ヌルリと舌が入ってきた。それの動くままに、口の中に迎え入れ、自らの舌を使って悦びを伝える。歓喜したように、亮の舌が、口内の至るところを優しく愛撫してくれた。
「っ……はぁ……」
 舌を吸われ、唇を吸われ、頭の中が真っ白になる。たったそれだけの行為なのに…まだ身体を触られていないのに…たまらなくなってしまう。
「あっ……」
 亮の指が、太股に伸びていた。しばらく、つつ、ともものところを撫でていたかと思うと、奥のところに指が這った。
「ん、あっ」
 敏感な粘膜に亮の指を感じる。まだ指を添えられただけだというのに、体中の熱が触れられたところに集中して、熱い雫となって溢れてきたのがわかった。
(もう、こんなに……)
 媚裂から染み出てくるようなぬめりが、指に絡まってくる。後から後から溢れ出してくる様を、指で感じることができる。それだけ、晶の情欲は高まっているのだろう。
「ヌルヌルだな……」
「っ」
 ぼふ、と晶の顔が火を噴いた。
「も……そんなこと……いやだよ……」
「動かしてないのに……どんどん溢れてくるぞ………」
「や、やだっ」
 顔を覆ってしまう晶。恥らう仕草が、可愛らしい。
 そんな仕草に、亮は少し悪戯ごころが出てきた。
「かなり、我慢してたんだな」
「………」
「晶……答えてくれ……」
 耳を、噛む。
「あ、あっ!」
 それだけで、彼女の身体は跳ねた。
「あ、あ、……ん、んあ! ……う、うん……すごく、我慢してた……」
 指を少しだけ動かした。ちゅくちゅくと入り口の襞を人差し指と中指で弄ぶ。
「あっ、あくっ………あっ、あぅ……」
 待ち望んでいた愉悦に身を任せようとしたとき、亮の指は止まっていた。
「りょ、りょう……?」
 覆っていた両手の隙間から、恋人の様子をうかがう。どうして、指を止めてしまったのか、瞳で問い掛ける。
「もっと、して欲しいのか?」
 わかっているくせに。
「………」
「言ってごらん、晶」
「〜〜〜」
 頬に、血が昇ってくるのがわかった。いつもなら、自分からいろいろ亮に要求しているというのに、いざ彼に訊かれると、恥ずかしくて答えられない。
「………って」
「ん?」
「い、いじって……もっと……」
「どこを?」
 あー、もう。
「あ、あたしの………あ、あ、あそこ……」
「“あそこ”って、どこだ?」
 おいこら、乙女にそこまでいわせるか。……晶の、理性という冷静な部分が、第三者的思考で亮につっこむ。
「あ、あの………お、お……」
 だが、今の晶を支配しているのは、どちらかというと本能に近い精神だ。そしてそれは、心理的優位を亮に譲っており、彼の望むところを満たし、自らへの恩恵を待ち望んでいるのだ。
「あ、あたしの……お……お……」
 羞恥は残っている。それでも、ややあって、晶の唇は淫靡な言葉を紡いだ。
「お、おま×こ……い、いじって……あたしの……お×んこ……を、もっと……」
「ん、わかった」
 亮は軽くキスを送ると、晶の望むままに添えていた指を動かし始めた。
「あっ、あっ、あっ、あ………」
 媚肉を指で挟み、両脇から揉むように刺激する。溢れてくる愛蜜を塗りこめるように、媚肉全体に指を這わせる。
「あ、ああっ、ん、ん、んっ、んっ、あっ」
 脚が、開いてゆく。それにあわせて、口を閉じていた貝が中の身を露にし、亮に極上の手触りを進呈した。


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