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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-184

「晶……可愛いよ……晶……」
 胸の下でひたすらに快楽に悶える晶の耳元に唇をよせて、息を吹きかけるようにささやく。
「ひっ!」
 びく、と晶が地震もないのに揺れる。
 その反応が楽しくて、亮はこんどは熱い晶の耳を口に含んで、かり、と噛んだその後に、胸と陰部を同時にそれぞれ揉みあげて突き上げた。
「あ、ひっ! うくっ!! うあううぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
 晶の体が跳ねる。喉を反らしながら、喜悦を叫び、目尻に涙が浮かべて、身体で起こる刺激の峻烈さを亮に伝えていた。
「あ、あふ! ふっ、は、はあっ………ご、ごめんね、りょ、あ、ああっ! あくっ、あんんぅっっ!」
「?」
「あ、あたし、ばっかり……く、くふっ! あふっ、あうっ! き、きもち、よくなってる……ん、ん、んむっ!」
 晶が言いたいことを瞬時に悟り、亮は唇を塞いで続きを言えなくした。もちろん、腰の動きは更に激しく、深々と抉るように晶を貫き続けているままで。
「んぷっ! ん、んふっ!」
 多すぎる息を吐き出せず、頬が可愛く膨らんで、亮の口内に呼気が吹きかかる。まるで、風船になった気分である。
「ぷっ! ふぷふうぅぅうぅぅ!!」
 そして晶の身体には、二つの肌色柔肉風船がある。その感触も同時に楽しんで、亮はようやく晶の本願どおり、自分の劣情を思うさまに晶の身体で昇華させることにした。

 ずっ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ……

 同じ臥所の中で、背中に掛け布団を背負いながら、接合している部分を貫く。淫砲から伝わってくる粘り気を伴う滑りぐあいと、びりびりくるような痺れに亮はいつしかその行為に没頭していった。
「あうぅん! くっ、うふっ! あふっ! ああぁぁぁ!!」
 晶の艶歌がやまない。その主題に併せて、亮は伴奏を奏でるように粘膜の摩擦を水音に変えて大きく響かせる。
「あ、あうっ! い、いいっ! りょ、りょう、いいのぉ……あはぁあぁぁぁあ!!!」
 晶は性に躍る。その躍りが生み出す絶妙なうねりが、亮の劣情を加速度的に増加させた。
「う、くぅっ………」
 唐突に腰に下りてきた重み。亮は良く知るその感覚に、思わず腰を引いた。
「あ、あっ……」
 動きが緩やかになったため、晶の呼吸はわずかに整い、亮の様子を窺う余裕ができた。
「りょ、りょう……?」
 なにかを堪えるように歯を食いしばっている。薄闇の中で何度も見ているその表情は、性の迸りが溢れ出そうになっている時のものだ。
「い、いいよ……亮……イッて、いいよ……」
「あ、晶……でも……」
 先に一度高みを見た晶にはまだ、新たな性の渦潮が弾けていないようだ。それなのに、自分が達してしまってもよいものか…。
「あ、あたし……さきにイッちゃったから……今度は……こんどは、あなたのばん……」
「う、うぅぅっ!」
 亮がうめいた。晶の膣内粘膜が、これまでに経験したこともない、まるで捻りと絞りを織り交ぜたような蠢きをしたからだ。
「い、いいよ……ね……お願いだから……ね?」
「あ、晶っ……おれ……!」
 その新たな責めに敏感さを極めた砲身がさらされて、ついに亮は昇り詰めてしまった。
「……っ!」

 びゅく! びゅくびゅくびゅくびゅく!!

「んくぅっ! あ、あっ――――……」
 その質量のある熱を、奥の方で受け止める。熱い、とても熱い。


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