『STRIKE!!』(全9話)-156
くちゅくちゅくちゅ…
「あ、あふっ、あくっ!」
ぬっ…
「ひ、ひいっ!」
びくり、と晶の背中が反り返った。
「た、たまんない……立ってられないよ………」
その証拠に、媚肉と蕾を同時に愛撫された瞬間、晶の太股は激しく震えだし、キッチンの流し場に両手をつくとそこに体重を預け、結果的に尻を浮かす格好となってしまった。
(は、恥ずかしい……)
この格好を説明するのに、“見境もなく発情してしまったので、お仕置きをして欲しい”という事以外、何があるだろうか。
「あっ……」
しかし意図に反して、亮の手が股間から離れていった。一瞬湧いた寂しさに晶は、はしたない自分の性を見つけてしまうが、どうしようもない。
「!!!」
しかし、すぐに晶は羞恥の極限を味わうことになった。ショーツの端に手をかけた亮が、そのまま膝のところまでするりと下ろしてしまったのだ。
(あ、あっ……)
濡れた淫裂に、ひやりと空気が入り込む。露にされた臀部に息づく二つの器官が、亮の視線に晒されていることだろう。
「糸、引いてるぞ……」
「あ、やっ、そ、そんなこと――――」
淫裂から染み出た粘り気がそのままショーツの中央部を濡らし、それが離れたときに透明な糸を紡いだのだろう。だとしたら、自分の中から溢れ出た愛蜜はそうとうに濃いもの…。
準備はできている、と、いうことだ。
「………」
亮の股間もまた、猛烈に張り詰めている。ジーンズなだけに、余裕の無い布地がその怒張をむりやり押し込めているようで、とても痛かった。
すぐにジッパーを下ろし、トランクスの前面を割って、その欲望を開放する。
「あ、ああぁ………」
肩越しにその様を見た晶は、天に向かって吼えるようにそそり立つ剛棒に、官能のうねりが逆巻いた。
「……欲しいか?」
「っ」
顔に出ていたらしい。すぐにでも亮が中に入ってくれると思ったのに、訊かれるとは思わなかった。
「晶、どうなんだ?」
耳元で荒い息を繰り返しながら、それでも亮は問うのを止めない。
「答えてくれ……」
「あ、ひゃんっ!」
耳を噛まれた。ぞくぞくと背筋を下りる快感がそのまま太股の奥に集中し、たちまち露を溢れさせ、内股を伝っていった。
「あっ、あついっ!」
ぴと、と何か固いものが、ぬるぬるになっている花弁の表面にあてがわれた。その硬直具合と、濡れそぼった淫裂に縦に填め込まれたような感覚から、それが熱された亮の欲棒だと知る。
「じ、じらさないでよ……もう、あたし……」
その熱気を直に感じ、ますます昂ぶってゆく。晶はその固い幹にぬねった花弁を押し付けて、そのまま腰を前後し、とりあえず表面の摩擦から起こる愉悦をむさぼった。
「あ、ああっ……」
しかし、足りない。晶を責めさいなむ熱源は遥か奥の方にあり、それを穿つには亮の肉剣で深々と胎内を犯される必要があるのだ。
「い、いれて……お願い、入れてよ……」
ぬちゃぬちゃと剛棒に陰部を擦りたてながら、それでも更なる欲求を口にする晶。
「りょ、亮のが欲しいのっ! もう、たまんないの!! おかしくなりそうっ!!!」