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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-135

「渚」
「あっ、さとる……あ、あっ……さとる、さとる………」
「………」
 もう、たまらない。
「あっ」
 悟は、渚のショーツに手をかけるとそれを一気に足元まで滑り下ろす。何の抵抗もなく、細い足首から抜けた白い3つの穴を持つ布が、ベットの下にひらりと舞い落ちた。
「っ」
 “パンツを脱がされた”…妙に冷静な思考が、事実を事実としてのみ渚の意識に伝達する。
 なにか、股間がいつも以上に頼りなかった。それに、まるで失禁してしまった後のように、空気に触れているところが、なんだか冷たい。
「濡れてるよ、ここ」

 ぴちゃり…

「あ、ひっ」
 悟の指が、直接触れた瞬間、さらなる愉悦が駆け上る。
 もっと、もっと、もっと刺激を!
 渚の本能が…深いところに秘められていた女の種がその殻を突き破り、しゅるしゅると芽を伸ばしていく。悟という太陽に向かって、促進剤でも撒かれたように、勢いよくしゅるしゅると。
「さとる……も、もっと……なんか……オレ、たまんないよ………」
 脚が開いてゆく。自分で意識したものなのか、そうじゃないのか……。渚には、わからなかった。
「………」
 たまらないのは、悟だ。固い蕾から、一気に花を開かせようとしている渚の女性的仕草に理性がもたない。渚を不安にさせないために、必死に抑えてきた衝動がむくむくと顔をもたげてくる。
 それに抗うというのは、さしもの悟も難しい。彼もまた、健全な成人男子なのだ。
「あっ、さとる、なにを……」
 渚の太股をさらに割り開く。桃色の貝の身が、目の前に。ぴくぴくと盛り上がった部分が震えているのが、その活きのよさを物語る。そして、なかからじわじわと溢れてくる瑞々しい透明な雫が、新鮮なものであることを知らしめた。
「あ、さと……っ!」

 ぺちゃり…

「ん、ん―――……っ!」
 柔らかく、ぬめった感触が股の間に。悟の、舌だ。
「そ、そんなトコを……っ!」
 身体の中の、いろんなものを外に吐き出す場所だ。そしてそれは、清浄なイメージを持つものではない。
「さ、さとる……ダメ……きたない……」
 考えてみれば、試合をしてから今の今までシャワーに入っていない。その間、トイレにも数回脚を運んだわけで……。
「きたないって……ダメだって……」
 なのに、ますます脚を開いてしまうのはなぜだろう? 
「んっ、んはっ、あ、あんんっ」
 ぺちゃぺちゃと、ミルクをすする猫の舌みたいに、悟もまた音を立てて自分の股間を舐めている。指のような固い感触はないが、自分の溝の形にフィットするように形を変える柔らかさが、渚の穢れを全てこそぎおとすように、隅々まで行き届いている。
 もちろん、包皮から恥ずかしげに顔を出した、豆粒のところにも。
「あ、あくっ!!」
 渚の腰が、跳ねた。今までの緩やかな痺れとはまったく別の、苦しいとさえ感じる電撃が身体を走ったのだ。
「………」
 悟はその豆粒の周囲をあまがみし、舌でつつく。あまり強すぎる刺激はかえって苦痛を与えるだけだから、触れるか触れないか、絶妙の位置で愛撫する。
「んんんっ、あっ、あっ、ああくぅっ!!」
 あまりの刺激に耐えかねたか、開いていた脚が再び閉じられて、悟の首に巻きついた。顎が、渚の柔らかい箇所にぺちゃりと密着する。その部分でもわかるぐらい、渚は濡れていた。


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