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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-105

「あ!」

 ツルリ…

 何度目かの押し込みをはかろうとして、体勢を整えようとしたときに、タイルで脚を滑らせた。
 そして、そのまま、ズン、と尻餅をついてしまった。
「あっ! あぐああぁぁぁぁぁ!!!」
 そのためにディルドーが、信じられないほど深々と腸内をえぐってくる。
「OH……MY……GOD………」
 痛みというよりも、凄まじい愉悦を伴う挿入感に、体中の意識を奪われた。ぶるぶると、体が震えてしまう。
「ウ、ウゥ………」
 さすがに、苦しい。エレナは急いで、這うような姿勢をとり、思い切り息んだ。
「ン! ンンンンンン――――ッッッ!!!」
 相当深くまで突き刺さったのだろう。いくら息んで、力を入れてもなかなか出てこない。
「はァ……はァ……ン、ンンンン……」
 四肢に力を込め、全ての神経を一点に集中した。括約筋が意志を得て、深々と侵入してきた異物を排除しようと力を振り絞る。
「ンぐ………ぐ、うぅぅぅぅ……」

 ぬりゅりゅりゅりゅ…

 その凄まじい圧力には抗えなかったか、エレナの中に埋没していたディルドーが、まるでウ×コのようにぬるぬると排出されていった。
「ン! ンンっ!! ンンンンっっ!!!」

 ボシュッ! ブブッ!! ブシュブシュ! ―――――ボトッ……ブシュゥゥ!

 と、エレナの窄まりをこじ開けて噴出したディルドーが床に転がる。栓を失いぱっくりと広がった出口から、中に詰まったお湯が外へとぶちまけられた。
(ダ、ダメ………っ!!)
 さすがに、風呂場で全てを排泄するわけにはいかない。エレナは、括約筋を締めて窄まりの口を閉じ、バスルームから飛び出して、トイレへと駆け込む。
「アッ、アッ……」
 足を運ぶたびに、微妙に口を開く窄まりからお湯が噴き出し、途中のフローリングに水溜りを作ってしまった。
(ダ、ダメ! ダメェッ!!)
 なんとかトイレにたどりつくと、蓋をあげ、座ることさえもどかしく、中腰のまま窄まりの封印を解くエレナ。

 ブシュ、ブシュ、ブジャアアァァァァァァ――――――……………

「ああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 ドボドボドボ…

 ほとんど水と思しき飛沫が弾け、水洗便器の水だまりへ滝のように叩きつけられる。
「ああぁぁ………ン……ンあ……」
 ウォシュレットで洗い流すためのジェット水と、ほとんど同等の感触を不浄の窄まりに与えながら、薄褐色のほとばしりがエレナの尻を犯すように中から飛び出していった。
「あ、ああぁぁぁぁ…………」
 ブジュッ、ブジュッ、と断続的に排泄するときもあれば、思い出したように勢いよく溢れ出すときもある。そのたびに、口を開いた部分から切なさが込みあげてきて、たまらない。
「う、う、う……あぁ………」
 しばらくエレナは、その開放にともなう快美感に酔いしれた。
「………」
 全てを出し切った後、放心したように便座に腰を落とす。ブブブッと、水気たっぷりの空気がときどき漏れた。
(わたし………)
 開け放したままのドアの向こうには、フローリングに飛び散った水滴の道が見える。間違いなく、自分の尻から漏らしてしまったものだ。
(わたし………ヘンタイですね……)
 ア×スでの繋がり方を覚えるために得た様々な知識から、どうしようもなく感じてしまう行為を見つけてしまった。
 自らその深みに入り込んだとはいえ、なにか異常なものを抱かずにはいられないエレナであった。





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