投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

甘い思い出
【幼馴染 恋愛小説】

甘い思い出の最初へ 甘い思い出 2 甘い思い出 4 甘い思い出の最後へ

甘い思い出U-1

付き合いはじめてからも今までと何も変わらない。ただ1つ変わったのは私達が幼なじみから恋人となったことぐらいだろう。   「ちはる」低くて私を安心させてくれる声。大きくてガッシリした体。いつもあったかな温もり。屈託ない笑顔。笑い声。すべてが幸せとなって私を包み込む日々。毎日のように会って、ただ話をして帰るだけなのに楽しくて。。。    ただ。。。私たちゎ同じ地区に住むご近所同士。周りは知り合いばかり。仲が良い私の地区ゎ当たり前のように互いの家を行き来する。ケドあまりに毎日行くと周りが私たちを勘ぐる仕草をみせる。私と彼の関係ゎ誰にも内緒だった。もちろん親友にもだ。私の父が彼を女たらしだと思い込んでいるのと同時に地区での評判ゎ良いとゎ言えない(>_<)余計にバレてしまったら私たちゎ会えなくなる。だからすべてが2人だけのヒミツだった。       そんな日々が3ヵ月ほど続ぃたころ私が学校にいる途中、ブーブー。。。と携帯のバイブが鳴った。私ゎ机の下で携帯を確認する。将英だった。「今日迎えに行くから終わったら連絡しろ☆彡」と書いてあった。私ゎ自然と笑みがこぼれる。「ぅん(^-^)4時にゎ終わるからね☆彡」と返信する・・・学校が終わり一目散に校門を出る。彼に電話するともう駅にいるとのこと。私ゎ駅まで急いで走る。「ただぃま☆彡待ったぁ?」とドアをあけるといつもの笑顔で「今来たとこ☆早く乗れ☆彡」と手招きする。私ゎすぐに車に乗り込んだ。彼ゎ噴水公園に車を停め「デェトしよ(^-^)」と私の手を握り公園を歩き出した。何故か無言のまま歩く彼。私も黙り込む。。。ベンチに腰掛け薄暗くなる空を見上げる。「ねぇ、星みっけ☆彡」沈黙が私を不安にさせる。その不安な気持ちが苦しくて必死になって話題を持ちかける私。そんな私を見て彼がハハッと哀しげに笑う。「ガキだなぁ〜」と頭をなでる。何か違う。こわい。不安がホントになるくらいなら何も話さなくていい。そんな気持ちでいっぱいになった瞬間だった。「なぁ。ちはるは俺といて本当にいいと思うか?」。。。。。。何を言ってるのかよくわからない。「えっ・・・。」「ちはるはまだ高校生でこれからまだまだたくさんの人と出会って可能性もたくさんあって。。。俺はもういい歳だしこの先の出会いなんて考えないけど、お前は違うんだよ。本当に俺でいいんか?みんなに言えない関係続けてコソコソして、それでお前の1番楽しい青春時代こわしたくねぇ。」。。。何言ってるの?。。。と頭が真っ白になりただただ彼の声が出る先に目をやるだけだった。「ちはる?聞いてる?」と覗き込む彼。涙が溢れ出る。「私は。。。将がスキなんだよ?ずっとスキで、いろんなガマンあるけどそれでもスキなのに。。。なんで?。。。」コトバがでなくなる。ガバッと抱き締める彼。ただ泣きじゃくる私。彼は「俺だってスキだよ!ちはるしかいらん。けどお前の大事な時間台無しにしたくねぇ。幸せにしてぇ〜。けどガマンだらけで幸せなんてなれんだろ。。。」彼が初めて見せる涙。なんで?スキなだけで今ゎ十分なんだもん。。。離れたくないよ。。。心で叫ぶ。       どのくらい時間が経っただろう。気が付くと彼の車にいた。どうやら泣き付かれ寝てしまったようだ。そっと彼に手を延ばす。しっかりと握り締めてくれる彼。沈黙がまた続く。家につき「ありがとう」と言い車を降りる。顔をみることができない。「また。。。な」と彼が答える。「また?」私がすかさず聞き返す。彼はただ軽く笑みを見せただけだった。


甘い思い出の最初へ 甘い思い出 2 甘い思い出 4 甘い思い出の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前