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甘い思い出
【幼馴染 恋愛小説】

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甘い思い出U-2

部屋に戻りベットに体をあずける。涙が勝手に込み上げてくる。。。「将英。。。」彼の笑顔が浮かぶ。
しばらくしてケータイが鳴る。将英からだ。ムネがズキッと痛む。ケータイ画面をみるのがこわい。。。何分かかっただろう。受信ボックスをひらきメェル内容をみる。
「ちはる。お前の気持ちじゃなくて先をみて、よく考えて、答えをだしてほしい。ただスキじゃダメなんだよ。しっかり先をみること忘れんなよ。俺はお前が生涯幸せでいてほしいから。答え待ってるからな。」             何??よくわからないよ。なんで考えなきゃなの?スキなのに、離れたくないのに、こんなに気持ちいっぱいにしてからそんなのズルイ。。。私はただ泣くことしかできなかった。   「マサがいなきゃやだよ。」返信はそれだけだった。するとすぐに着信がきた。「俺と一生いるって決めたんな!どんな反対されても耐えれるな!今は隠していかなきゃだから辛い思いするけど大丈夫な!」「。。。うん。。。」それだけ話すと彼はわかった。と言って電話を切った。私はそれでも涙がとまらない。              それから3日が経った。私はメェルするのがこわくてあの日から送っていない。彼からもこなかった。  「別れたかっただけなんじゃん。。。」涙がまた流れる。それから1年経って私には新しく彼ができた。あの日以来私
は地区の行事に参加していない。将英も参加しなくなったと父が話していた。完全に終わった。。。私は新しい恋に浮かれていた。そんな矢先、知らない番号から何度も着信がはいっていた。電話をとると。。。将英だった。「げんきか?」「。。。。。」私はコトバがでなかった。「ちはる?」何度も私を呼ぶ声が遠くに聞こえ思考が停止していた。「おい!」ハッと我にかえり「げんき。。。」と答える。「なんだそりゃ」と彼が笑う。何故かわからないが涙がとまらない。「今お前の家の前だからでてこいよ」私はケータイを握ったまま走った。将英がいた。ガチャっとドアが開き前のように手招きする。車に乗り込むと同時に将英は発進させた。「どこいくの?」と聞くが答えない。ただ下を向き私も黙り込んだ。どれくらい走っただろう。気が付けばあの噴水公園だった。「ごめんな」。。。私は首を傾ける。「俺やっぱりお前いなきゃダメなんやわ。大人なフリしてたけどお前の青春とか全部俺でいっぱいにしときたい。もうムリかな。。。」泣きながら話す彼を見て「遅いよバカ。。
。」涙が溢れた。「彼氏できちゃったもん!あんたがほったらかすから!」また泣き崩れる。彼は私を抱き締めた。唇が重なる。私はどうしていいかわからずただ気持ちが戻っていくのを感じ胸が痛んだ。「私やっぱりマサじゃなきゃャダょ。。。スキだょ〜」しっかり抱き締めてくれる彼。落ち着きを取り戻し付き合いはじめたばかりの彼に電話をした。「私と別れてほしい!」彼は何も答えなかった。しばらくして「スキな奴でもおるが?」と聞く。「うん。すごくスキな人なの」そう話すと彼は電話を切った。私はまた将英と寄りを戻した。先が見えない暗闇への道を選んだ。


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