『子羊の悩ましい日々 〜初めての朝〜』-4
「ちゅぷ……ちゅぴっ……ちゅぴっ……じゅるるぅぅぅぅ……ん……ん……げほっ……けほっ……けほっ……ん……んん……ちゅるる……ちゅ……ちゅっ……」
時折むせながら、それでもロイが困ったような、それでいて気持ちよくて仕方がないといった表情でソフィアを見るたびに、ソフィアは自分の身体がぞくっと震えるのを感じていた。
「ちゅ……ちゅ……はぁ……はぁ……」
「ソフィアさん……大丈夫ですか……? なんか苦しそうです……」
「大丈夫よ……ちゅっ」
心配そうに声をかけるロイに、ソフィアは先端にキスして答える。
「やんっ……」
「ちゅっぷ……! ちゅっぷ……! じゅるるるる……ちゅぷっ……!」
再び咥えると、今度はかなりの速度で咥えたまま頭を前後に揺らす。ソフィアの唇の端からは、多量の唾がどろどろと流れ落ちていく。
「あ……あ……ソフィっ……! や……や……ああ……!」
ロイの様子が切羽詰った様子になっていくのに気づくと、ソフィアはロイのものを口から離し、右手でつかむと一気にすりあげていく。多量の唾がちょうどいい潤滑油となって、ソフィアの手の速度は勢いを増していく。
「ソフィ……アさ……僕……もう……あ……」
「出るの……? 出るんでしょ……? ロイくん、すっごく困ったような顔してる……それに……口を半開きにしちゃってかーわいい……」
ジュッ……! ジュッ……! ジュッ……!
唾で濡れたあそこがすられる淫美な音が室内に響く。
ジュッ……! ジュッ……! ジュッ……!
「ああ……もう……ダ……メ……ソフィアさん……!」
ブジュルッ……!
湿った音をたててロイの先端から白い精液が噴き出る。ソフィアは顔の正面でそれを受け止める。
ブジュッ……! ビュルッ……! ビュッ……ビュッ……
多量の白濁駅がソフィアの美しい顔を汚していく。すっかり火照って赤くなった顔に、なおのこと白い精液が映えて見える。
「ああ……あ……」
かすかに精液が残っている感触にロイが小さく呻くと、ソフィアはぴくぴく震えるロイのものを再び咥え、
「じゅるるるるるるるぅぅぅぅ…………ちゅぷっちゅぷっ……じゅるぅぅぅ……」
舌を先端に絡めながら強く吸い上げていく。
「や……すご……あん……」
ロイはシーツをぎゅっと強く握ったまま再び身体を反らして感じる。
「ちゅうぅぅ……ん……こく……こく……」
残った精液を全て吸い上げ、ソフィアはゆっくりと飲み込んだ。ソフィアの喉が動くのを見てロイは真っ赤になる。対照的に、ソフィアは眉をひそめる。
「うう……にょどごしが……うにゃ……」
初めての精液の味はいまいちだったらしく、用意してあった普通の水を慌てて飲む。目を白黒とさせるその様子に、ロイはちょっとだけクスリと笑った。
「……ロイくん、笑った」
「い、いえ、そんなことは!」
「ひっどーい、せっかく私が誠意を込めてロイくんにサービスしてあげたのにぃ!」
「無理やりだったじゃないですか! ってか、サービスって?」
「最初に聖水かけたので終わりだったんだけど、えっとフェラって言うんだっけ? 昨日モンスターがやってたのを見て、私もちょっとやってみたいなー、なんて」
その言葉にロイは天を仰いだ。
「いいじゃない、気持ちよかったでしょ?」
「それは……」
ロイは顔を赤くしてうつむく。
「く〜、なんってロイくんは無防備に可愛いんだろ……!」
たまらずソフィアはロイに抱きついてキスをする。顔や口元にロイの精液をつけたまま。
「…………あうう…………」
ロイの情けない表情を見て、ソフィアはそのことに気づく。
「あ……ごめーん、ロイくん」
「ひどいです……」