投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

甘い思い出
【幼馴染 恋愛小説】

甘い思い出の最初へ 甘い思い出 0 甘い思い出 2 甘い思い出の最後へ

甘い思い出-1

「ちはる」振り返るとそこにいるのは将英がいた。「買い出し行くぞ」「うん」私の地域は仲が良く、よくみんなで集まるのだ。        紹介が遅れてしまったが、私は「ちはる」、現在21歳だ。将英は私のご近所さんで10歳も年上で見た目は格好良くもなければさわやかでもなく。。。誰がみても酒飲みのおやじである。私は小学校5年生の頃から彼に恋心を抱いていた。地域の集まりがないと彼には会えない。私は当時、とにかく一目でも会いたくて彼の家の前まで散歩をしたりと幼いながらに行動にうつしていた。私が中学3年生になったある日、地域の集まりで彼とひさしぶりに会った。その日ゎ地区のお祭りで地区の家を獅子がまわる。私も毎年参加していた。「今日は冷えるなぁ。寒くないか?」と優しく問い掛ける彼。「うん。平気だよ☆彡」と笑顔で答える。すると「ほら」と言って彼は手をにぎった。私は何とも言えない気持ちになり頭が真っ白になる。「手冷たいじゃん。寒いんだろ?」と優しく頭を撫でた後そのまままた歩き出した。その日家へ帰ってからも興奮して眠れなかった。
私は高校生になった。ケータイを手にして1番に思ったことは、彼の番号とアドが知りたいということだった。勇気を出して家に電話をかける。プルルルルル。。。「はい。もしもし。」その声は正しく将英だった。「ちはるだよ☆彡実はケータイ買ったんだけどあんたの番号もなにも知らないし聞こうと思って。。。」と早口で話す。「めんどくせぇから家来いよ」と思ってもみなかった誘い。「うん!!」と返事をして急いで玄関を飛び出した。何度か遊びに行ったことはあるがこんな風に1人で行くのは初めてのことだった。私は深呼吸をしてから「御免下さい」と玄関戸を開ける。すぐにおばさんが来て中へいれてくれた。近所だし当たり前のように将英の部屋まで案内してくれた。コンコン。とドアをたたくと「入られ」と中から声がする。戸を開けると彼は布団にまるかりビデオ鑑賞の真っ最中であった。彼はムクッと起き上がりケータイを出す。私からケータイを奪うとカチカチと入力をはじめた。「入力したからいつでも連絡しられよ」と彼は言う。しばらくビデオをみてから彼が家まで送ってくれた。さっそくメェルしてみる。「送ってくれてありがとう。また、会いに行ってもいいかなぁ?」送信。。。しばらくすると返信が届く。「いつでも☆なぁ、今度どっか出かけよ〜ぜ!入学祝いだ!」「!!!。。。うそ。。。」私は舞い上がる。「行きたい!お出かけしたい!行きたい行きたい行きたい(>∀<)」と返信。日にちもすぐ決まり私はうれしくてケータイを何度も見なおした。
デート当日。彼は自慢の外車でお迎えに来てくれた。「おはよ。」「うん。おはよ。」とあいさつを交わした後は話はいつもどおり盛り上がりあっという間に時間はすぎていった。「今日は楽しかった。また一緒に出かけたいな・・・」とメェルを送る。「また行こうな☆今度は行きたいとこもっとさがして行こうぜ。家に本たくさんあるしまたヒマできたら来いよ!」私はまたうれしくなる。もうすぐ冬。学生の私は試験も終わり冬休みにはいった。「ひまだぁ〜。。。」つぶやいた直後「ひまだ〜今から来い!」と彼からメェル。急いで着替え彼の家へ走る。仕事後や休日、いつの間にかほとんどを彼と過ごすようになっていた。しかし彼は私に「変な奴にひっかかるなよ!」「おまえは俺の妹同然だから心配してしまう」「俺がお兄さんとしておまえ泣かす男成敗してやる」。。。とか、妹みたいって言うばっかり。。。それでも一緒にいれて幸せだった。


甘い思い出の最初へ 甘い思い出 0 甘い思い出 2 甘い思い出の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前