いつもの場所で-3
「しかし、秋坂が出るとはなー」
「ほんとほんと(●^o^●)びっくりだよ〜(●^o^●)」
吉田と隼と3人で学校帰りに喫茶店に寄った。
「お前ら何に出るの?」
「俺は走り幅跳びとリレー」
「僕は走り高跳びとリレー」
「えぇ・・・・」
ってリレー!?
「お前らもかよ!!」
『プラス高橋』
えぇぇっぇぇぇぇぇえええぇぇぇえええええ!?!??!?!?!
「あいつ大丈夫なのかよ(;゜Д゜)」
あ、顔文字入れられた・・・。ってことは作者俺のこと・・・・!!!
(この作者はお気に入りのキャラにはひいきをします。例えば、隼は長身、スポーツ万能、イケメン。の好条件。吉田には顔文字を入れたり、いいとこどりをさせます。)
「秋坂知らないのかよ。高橋あー見えて卓球部で鍛えてるんだぜ。」
卓球部!!!?!?!?!?!?似合いすぎて笑える。
「まぁ、うちらの力で頑張るかぁ!」
体育祭当日、秋晴れの空の下、裏庭に俺はいた。
珍しく早起きしたため、余った時間をココで過ごすためだ。
(しっかし、裏には人があまり来ない割には整備されてるよなぁ・・・。校長趣味に走りすぎなんじゃ・・・)
「秋坂出るんだ?」
ぼーっと庭を見ていた俺の右側からふいに声をかけられた。
「橋本・・・・まぁな・・・ちゃんと見つけなきゃだからさ。」
思えば、ここ最近橋本とよく話している気がする。
橋本は隼のこと好きだったけど、今はどうなのかなぁ・・・。
「橋本・・・さ、隼のこと吹っ切れたの・・・?」
「え・・・?」
一瞬でその場の空気が凍ったことがわかった。
まずいこと聞いたと一瞬で表情が曇る。
恐る恐る橋本のほう見ると、橋本が困っている顔であった。
「正直・・・わからない・・・。ふられたときはこの世の終わりみたいに思ってたけど、幸せそうな長谷川見たら安心してる自分もいてさ・・・。恋じゃなかったのかなって思ってる。」
「そっか・・・・。辛くねぇの?幸せにしてるの自分じゃないんだぜ?」
俺はそう橋本に問いかけておいて、自分はどうなんだと思った。
幸せそうに笑っている凛華を見て、微笑ましく思っている俺もいる。
「まぁ、隼のことも忘れさせてくれるぐらいに楽しい事あるしね!」
隼のことを忘れさせるくらいのことってなんだろう?
他に気になる人がいるのかな・・・
「あっ、もうこんな時間!教室に行こう!蓮次!」
「俺の名前覚えてたんだ?」
高校に入って2人目だ。俺の名前呼んだの・・・。
一人は凛華だったから・・・。
俺の中でゆっくりと何かが回り始めた気がした。
『カンパーーーーイ』
「体育祭お疲れさまぁ〜!!」
「優勝はできなかったけど、寵たちが出たものは優勝だったんだって!?凄い凄い!」
体育祭後、俺らは俺の家にてうち上げをしていた。
凛華と悠紀を交えてだ。まぁ、俺がWデートの場所を提供してやっていることに変わりはない。
「隼〜走り幅跳び優勝したんだって?おめでとぉ☆」
「おぅ、ゆぅありがとッ!!」
いらっ
「寵ぅ〜走り高跳び優勝おめでとっ!」
「ありがとぉ(*´ェ`*) でれ〜ん」
イライラ・・・・
「ゆぅ、これ食べる?」
「ぅんっ!!食べる〜〜〜!あ〜〜〜〜ん☆」
イライライラ
「凛華ぁ、これおいしいよぉ〜〜(*´ェ`*) でれ〜ん」
「ほんとぉ??飲ませてぇ〜〜(*´ェ`*) でれ〜ん」
ぶっちぃぃぃ
「おまえらなぁ・・・!!ここはお前らのいちゃつき場じゃないんだぞ!!」
『秋坂サンキュー!!!!』
デジャブ・・・・。