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「雨のち虹」第2話「ヒーロー・andブラッククロス」-19

「でも勝手な想像で先輩達を傷つけた‥!」

蛍ちゃんがそう叫ぶと宗先輩が優しい笑みを浮かべてフォローする

「いいんだよ、そんなの終わった事だから、ただ、俺も蓮も
空がまるで異常者みたいに言われるのは嫌だったんだよ、だから‥わかって欲しかったんだあいつの事を
あいつの思いを
その上で空の事が知りたいなら教えてあげるし」

「じゃあ出来れば、
私‥知りたいです」

不意に私はつぶやいた傍らではまだ蛍ちゃんが泣いている

単純に‥単純に
合世空という人を
知ってみたかった

「でも、お話とかは
もういいです‥
やっぱり私は自分の目で先輩を知って行きたいですから」


「すずめ‥」

「安全とか過去とかそんなのいいから‥
実物の先輩を知りたいんです‥多分それが
一番いいと思う」

「そうだね‥言葉より実際に触れ合ってみたほうがいい、君もそれでいいかい?」

蛍ちゃんや明くんに
了承を求めている

「空がどんな人間か
しばらく見ていてあげてよ、
そうしてくれる限り俺等は君らに力を貸すからさ‥!」

「はっはい‥!分かりました!」

「僕もそれでいいですよ」

「じゃあこの件は俺等に任せてよ!あと小崎さん、これからはあんまり焦らずに頑張ろうか!」

「で、出来るだけ気をつけます!」

「そうそう!君らまだ入学したてなんだからさぁ無理すんなよ!」(空

部室に響く気の抜けた声、
もちろん全員が驚いて振り向く‥
空先輩が音もなく私の後ろに立っていたの
だから

「空−!おかえり!」

天音先輩がさっきまでが嘘だったように、
朗らかに出迎えている

「ただいまぁー」

「あの、ちなみにいつからそこに‥」

「本当に今さっきかなちょっと前に戻ったんだ!」

「いや、そもそも、
どこに行ってたんですか‥」

そもそもどこに行ってどこから戻ってきたのだろう‥

「ちょっとね、休憩に‥」

明らかに適当にはぐらかそうとしている

「空、ちなみにみんな君の過去と変な癖を知ってるから」

「そうなのか‥
だとしても、一人になれる所としか言えないしなぁ」

一人になれる所‥?
いまいちピンとこない


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