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ふたり
【幼馴染 恋愛小説】

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ふたり【新春】〜波乱を招く入学式!?〜-4

…復活したザワつきは最早、『喧騒』とさえ表現できる。

遊輝とあかねを交互に見比べる者……
『えー』とか『なんでだよ』とか、落胆する者……
あからさまに怒りを露にする者……

遊輝はその光景に寒気すら覚えた。

当のあかねはそんなことどこ吹く風、満足そうな表情でピョコピョコと歩を進めている。

そして遊輝の気付かぬ所では、可憐(?)な少女達がメラメラと嫉妬の炎を燃やしているのである。



見渡す限りは敵ばかり
これから歩むは蕀の道か


まさに、波乱の幕開けとなった入学式であった。



【新春】
終わり


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