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「雨のち虹」第1話「アンラッキー」-1

私は今も思い出す

あの雨の日を

私には願いがあった
誰かの大切な何かが自分の大切な何かが
守られますように・・

私には夢があった・・
私の大切な人達がいつまでも幸せに
そして一緒に−・・

その全てが壊れた
忘れられない雨の日

『その日のゲーム部
模様』
「井上さーん・・ここに料理持ってくる時は
ファブリーズ持参してくれって言ったよな
!?」
いきなり意味不明な
発言をしたのは
ゲーム部、部長、
合世 空 彼はその日困っていた・・・
「こっちはあんたの
料理に対応するための消臭剤で部費も危ういんだ!」
目の前には自称ハンバーグとされる異臭を放つ蛍光色の液体が置いてある
「なんで?空くん!
こんなおいしそうなのに・・」
「これがおいしそうだって?どんな食文化ですかそれは!?」
料理部長である先輩
井上さんがこのゲーム部に料理をもちこんだためだ
以前ゴキブリ退治をしただけなのに・・なぜか異様に気にいられてしまい、以来しょっちゅう料理を持ってくる
井上さんはなかなか
美人だったが作る
料理には殺傷能力があった・・なぜ部長なんだ?
すでにゲーム部の部室には異臭が広がっている・・
消臭剤を探しにいった親友の宗が苦しげに絶望的な言葉を口にした
「空ヤバいよファブリーズはもうきれているみたいだ・・」
そう言って宗は力つきた・・正直言ってピンチだ
「空、食べてあげればいいじゃない!
せっかく作ってきてくれたんだよ!」
妙にハイテンションな蓮が叫ぶ、しかも臭いをもろともしていないようだった
「まさか僕を殺す気か?これを平気で食えるのはお前くらいだ・・」といってもさすがに蓮もコレをすべて平らげるのは難しかったが・
「さぁ空くん食べて?」
そんな事をしている
うちに井上さんがいつの間にか接近している
「いやいや井上さんこれを見て下さい・・」
そう言って床を徘徊していたゲーム部で飼っている猫のルルをつかみ料理に近づける
「ふ〜〜」
毛を逆立たせ暴れだすルル・・やっぱりか・・
「ほら、なんでもくわえたがるうちの猫すら近づこうとしない・・
あなたの料理に本能的に危険を感じてるんですよ!
もはや自然界ですら
それは危険な「何か」、という認識なんですよ!?」       ルルを利用して料理の危険性を認識してもらう作戦だった・・が
「いや〜これ赤ワイン入ってるから
お酒の匂いがいやだったのよ!でも空くんは大丈夫だよね!」
作戦は失敗だった、 もういっそこの人に恨まれているんじゃないか?とか考え始め
空はこのままでは自分と宗に限界が近い事を悟り、力の限り逃げ出した・・ 
「あ・空くん!?」
「すいません!消臭剤買いにコンビニにいってきます!」 
そういって駆け出した
すまんっ!宗!
地獄に取り残した親友に心の中でのみあやまってみる。
てゆーかコンビニに
ファブリーズなんて売ってたっけ!?
という疑問も残しつつ・・


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