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シスコン
【コメディ 恋愛小説】

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シスコン『第三章』-1

どーも。四世秋冬です。今日はクラスマッチがあるらしい。
正直、無くてもいいけどね。




シスコン『第三章』




私立春日高校は、学期ごとにクラスマッチを行う………らしい。(学校行ってなかったから詳しく知らないんだよね。)
男子はバスケ、女子はバレーだ。
オレはバスケに出る事になった。しかもスタメンで。
同じクラスのバスケに出る仲間は、作山と千里とオレと………後は名前忘れた。
まぁバスケ部の作山がいるからなんとかなるだろう。
千里は正しい身長は152cmらしい。それなのに自信満々だった。
「そんじょそこらのバスケ部よりは使えるよ?僕は。」
みたいな事を言っていた。


あぁそうだ、オレが今まで知り合った人達が何組なのか教えておこう。
オレと千里と作山が五組。姉貴が一組。浜崎優魅さんが四組。真山健一が二組だ。




「説明終わったか?」
作山が言った。
「何を言ってんだ?」
オレはそう返した。
「………まぁいい。で、知ってるか?クラスマッチの優勝クラスへの賞品。保健体育の点が満点になるんだってよ。」
ほぉ、それは知らなかった。



では、春日高校のクラスマッチのシステムについて説明しよう。
バスケットについては、一チーム六人で構成される。それをクラスで三チーム作る。一クラス三チーム、一年生は五クラスあるので、なんと十五チームで争う。
バレーについても一チーム六人、一クラス三チームの五クラスで行う。計十五チームで争う。
と、いうわけで二日に分けてクラスマッチが行われる。
優勝したチームのクラスには保健体育の点が賞品としてプレゼントされる。
まぁ自由な校風ならではのクラスマッチだ。



「えー、じゃあ我が一年五組のメンバー発表でーす。」
五組の総務委員の、辰馬正信(たつままさのぶ)が言った。(通称たつまさ。)
「Aチームが幾間千里、作山澄、四世秋冬、須賀篤(すがあつし)、宗宮俊一郎(むなみやしゅんいちろう)、この五人だ。バスケ部二人に経験者一人、助っ人経験者が一人いるし、まぁここは優勝を狙ってくれぃ。補欠は中野公康(なかのきみやす)だ。」
バスケ部は作山と宗宮の事だ。経験者は須賀だろう。
「続いてBチームは………」
「おい、千里っ。」
オレは小声で、横の席の千里に話しかけた。
「オレ……足手まといだろ……。」
「大丈夫でしょ。誰も優勝なんてまじめに狙ってないって。」
だといいがなぁ……。オレの前の席で作山はプルプル震えてるし。武者震いか?トイレ行くの我慢してんのか?


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