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ピアノ
【同性愛♂ 官能小説】

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ピアノ-7

「うん…しよう」
一瞬、俺達は眼を合わせ、再びキスをした。
舌先を這わせただけでとろけそうになる。
こんなキス…初めてだ。貪欲に、俺の舌が先生の唇を欲しがり動く。
もっと…もっと欲しい。

先生はネクタイを取り去りシャツを脱ぐと、器用にも片手で俺の衣服を脱がしていく。
上半身が露になった。
先生の唇が胸の辺りを這った。
「あ…っ」
自分が漏らした声に恥ずかしくなって、顔が熱くなるのが分かる。
火照った身体に伝わる、冷たい指の感触が心地良い。先生のキスと愛撫に、視界の焦点が合わなくなる。
俺の頬を捕らえていた先生の片手が、筋肉をなぞるようにして下に降りていった。
服の上から擦られただけなのに、体が反応した。
「んんっ…」
「…もう勃ってる」
くすっと笑われ言われたその言葉に、全身に羞恥心が駆け巡る。
だから、ズボンを下ろされ直に触られた時も、声を上げてしまわないよう必死で我慢した。
「……っっ。ん…っ…」
「我慢は体に良くないぞ。…じゃあ、こっちならどうかな」

 衝撃が走った

「んあああっ!…せんせっ…やっ…」
「嫌?そんなはずないと思うけど…」
舌先で舐め上げられる。
快感に身体が震えた。
恥ずかしくて仕方ないのに、何で…俺っ。
「あああっ…くっ…んあっ」
「体は正直だぞ…?もっと素直になれ」
拷問だよ、こんなの。気持ち良すぎて、理性もすっかり無くしてしまった。
「はああっ…んぁっ」
不意に先生が顔を上げた。
先生の指が俺の口の前に差し出される。
「…舐めなさい」
言われるがまま、先生の指を口に含んだ。
舌を使って差し出された三本の指を舐める。
「もう…いいかな」
そう言うと指を抜き、どんどん下に下ろしていく。
何するんだよ…?太股に指が当たった。
その感じがくすぐったい。
と、力を抜いた時急に指を挿れられた。
「んあっ…ッ」
「やっぱ締め付け強いな…」
指を上下に動かされる。一本だった指が二本に増やされた。
「やっ…んんっ」
変な感じがする。指が三本に増えた時、その変な感じも膨れあがった。
「せん…せっ抜いてっ…これ抜いて…っ変なるっ…」
「まだ…もうちょい馴らしてから」
馴らすって…?
まさか…
やっぱそういう事だよな…
「…もういいかな…」
「ちょっ…待って…待っ…んっ」
言葉を先生の唇が遮らせた。
「待たない。」
先生はそう言うと、さっきまで先生の指が入っていた場所に何かをあてがった。
「俺のもう勃っちゃってるから、さ。待ったなしね」
ゆっくり侵入してくるそれに、たまらずぎゅっと眼をつぶる。
何故か涙が出た。先生の背中に爪を立て、突き上げる侵入者に耐える。
「くっ…やっぱきついな…痛くないか?」
「うん…ん。大丈夫っぽい…」
そう言った途端、先生の手に力が込められたのが分かった。
少し腰を下げたかと思うと、ずんっと大きく打ち付けられる。


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