雪椿の夜艶〜由起夫と奈緒子-3
『あぁあっっ…っ！』
高鳴る心臓の鼓動に、
汗ばむ浴衣を脱ぎ捨てた由起夫は、両手両足を大の字に広げ、息を弾ませて天井を見据えた。
『はぁ、はぁ、はぁっ』『奈緒子、見える？』
その裸身の下腹部の中央に位置する肉茎は、
天を仰ぎ見るように硬く反り起ち、
本能の赴くまま弓なりにそびえ起っていた。
奈緒子は由起夫の顔面を跨ぐように覆い被さり、しとどに濡れる蜜壺を
由起夫の顔面に晒け出し、その眼下で反り起つ肉茎を右手で捕らえると、生暖かい口咽の中に愛しむように含んでいた。
『ジュルッ、ジュルッ』『ジュルッ、ジュルッ』
窄めた唇でネットリ上下する動きは部屋中に淫靡な音色を奏で、
口咽に含んだ肉茎と亀頭を舐め扱き、
睾丸から肉竿にかけて舐めあげると、互い違いに重なる由起夫の喉元を喘がせ、囁くように奈緒子の鼓膜を擽っていた。
そのオーラルプレイは、由起夫の肉竿を上下に貪り、亀頭の全周を円を描くように舐め廻すと、
刀のように反り起つ肉茎を『ビクンッ！』と怒跳させていた。
大の字に躰を横たえていた由起夫も、顔面で露わにされた蜜壺を目の当たりにし、半開きになった大小の肉襞を両手の指先で分け広げ、尖らせた舌先で丹念に舐め干すと、花弁の割れ目に潜んでいた一番敏感な陰核を剥き出しにさせ、赤みを帯びて突起してゆく様が、
否応なく直樹の視界に飛び込んでいた。
『奈緒子気持ちいぃ？』
『あんっ！いぃっ・・・』
プックリと開いた淫らな肉襞から生暖かい奈緒子の愛液が滴り落ち、
この上無く奈緒子を愛する由起夫は全身全霊の愛を注ぐかのように、
大小の陰唇から陰核の蕾、そしてアナルの孔まで慈しみをもって丹念に舐めあげていた。
『あっんッ〜!！』
『いぃっッ〜!！』
由起夫の中指が奈緒子の蜜壺へあてがわれ、
大から小へと繋がる陰唇の溝をなぞり、
更に膣孔の奥へと挿し込まれる。
『ヌプリッ！』
『ヌチュッヌチュッ！』
挿し入れた中指で奈緒子の膣内を掻き回し続けると、その中程で得体の知れない収縮が起こり、
由起夫の中指にまとわり付くと締め付けるように蠢いていた。
次第に奈緒子の膣内が熱を帯びて行くのを感じ取ると、入れられた中指の隙間から愛液が伝わり、由起夫の右拳全体に滴る程に流れていた。
『ん、あっ！・・・』
止めどない快楽に
奈緒子の腰がブルブルと打ち震えると、
由起夫は挿し入れていた中指を口に含み、
酸味を含む奈緒子の味覚を味わい、濡れ滴る蜜壺を、とり憑かれたように舐め続けていた。
『あぁ、もう駄目っ』
甲高い声で喘ぐ奈緒子。
『奈緒子好きだよ…』
由起夫は奈緒子を無視するように、濡れ滴る蜜壺を執拗に舐めあげる。