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恋色
【青春 恋愛小説】

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恋色A-1

私とユミはクラス発表を見終わった後
新しい教室に入った

2年生だけどまだ知らない顔が多い
だって私達の学年は10クラスもあるんです

だからこそ松永くんと2年も一緒のクラスになれて本当に嬉しくて
少し神様を信じてしまいました



ふと私は教室で見慣れた姿を見つけた
いつもの用に呼びかける
「そーた!」
「━よぉ!」

振り向いてそう答えた彼は小学校からずっと一緒の幼馴染みの蒼太
大の仲良しなんです

「瞳も4組!?」
「うんそうだよ
蒼太がいてよかった〜知らない人ばっかりだし」

瞳というのは私の名前

そういえば前回で私の事を全然説明してなかったので
少し自己紹介しようと思います

名前は 佐倉 瞳(さくら ひとみ)
百合ヶ丘学園に在学中の高校2年生

背はいたって標準
体型は…まぁ太ってはないと思う

髪型はセミロング
色は黒
自由な校風だし染めてる人は多いけど
私は髪の毛が痛むのが嫌で真っ黒だ

部活はやってない
運動音痴だから
スポーツは“やる”より“見る”派なんです

性格とかは後々分かると思います
それに自分の性格って上手く説明出来ないし

という感じかな
すごーく普通の女の子です



「あれ?蒼太も同じクラスなんだ〜」

友達とのお喋りが終わったユミが私達に交じって来た

「ユミも一緒か
なんだ結構友達いるじゃん」
「ユミと蒼太は友達多いかもしんないけど
私部活入って無いしあんまり友達いないんだよ!!」
「そんな悲しい事言わないの
作りゃいいのよ友達なんて」
「う〜…」
ユミを軽く睨む
「瞳は人見知りだからな〜」

そうなんです
私は小さい頃から人見知りで
あまり友達作りに積極的じゃなかった
最近はだいぶマシになったと自分では思うけど
まだまだ人見知りの癖は治らないのです



「でもまぁ何とかなるだろ」
「そぉそぉ何とかなるものよ」
…何かテキトーに流されてる気がするんだけど


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