特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.3-5
「我慢…っ、して、た。はぁ、はぁ…」
荒い息を吐きながら、射精を我慢する為に握っていたと言うのだ。
そんな様子に何も感じない太刀川である訳も無く、
「やっぱ、病院送りにしちゃうかも」
と、今井の胸に額をくっつけてボソリと呟く。
「は!?何それ、俺何かしたのかよっ」
背中に冷たい物を感じ慌てて問い質すが、太刀川は完全にスルー。
いそいそと、ほぐした窪みに雄芯をあてがい一気に挿入を開始する。
「くぅぁッ…んっっうっうぅぅっ」
狭い直腸に雄芯が滑り込むのは、やはり圧迫感が半端で無い。
苦しげな声を出し、眉間に皺を寄せる今井にキスをして、太刀川は腰を落としながら最奥へと身体を押し進めた。
「んあああっ、………英一、ああっ、エーイチッッッ」
ギュッと握っていた今井の雄芯が、挿入の衝撃で白濁液を吹き出した。ヌルヌルの白濁液は二人の身体を汚していく。
「ご、ごめ…」
半泣きの状態で、あの噛み付く様に勇ましかった今井が呟く。
「……ツンデレ……」
今井を見詰めてポツリと呟きながら、太刀川はキスを落とす。
声を漏らさない様に舌を絡めるが、今井の喘ぎ声は、唇の隙間から滴る唾液の様に止まる事は無かった。
「…っぷ、ふぅ、っああっ…だめ、えーいち…っくぅ」
腰の律動を再開した太刀川。自身に絡まる今井の内部が、にちゅりにちゅり、と抜き差しする度に抵抗する。
内壁を擦り上げる様に抽挿すると、先程放ったばかりだと言うのに、今井の雄芯は熱を持って固くなった。
「えーいち…えーいちっっ」
すすり泣く様にしがみ付かれると、太刀川は苦笑を漏らしながら自身にラストスパートをかける。
「っくぅ、っだめっ…えーいち、っああっ、また…でるっっ」
スピードが上がり、先端だけを内壁に擦り付ける抽挿を繰り返すと、今井は全身を震わせてまた達した。
食い千切られそうな圧迫に、太刀川も自身を再奥に身体をめり込ませ、一番深い挿入のまま白濁液を放出した。
びくん、びくん…と震える身体は、互いの体温を共有する様に重なりあうのだった。