高嶋謙也の遺伝子-14
「んんん…」
体を少し動かすと、ティルドが膣からニュルッと抜けてしまう。
「ああん…」
名残り惜しそうな声を溢す彩香。体と頭はまだ性欲に犯されていた。何か刺激的な事がしたい…、そう思った。
彩香はまだ余韻の残る体を起こし立ち上がると窓際に向かう。そしてカーテンを開けた。辺りに高いビルはなく街の夜景が下に広がる。彩香は全裸のまま窓際に立ち胸を揉む。
「誰かに見られちゃうかな…」
それが刺激的に感じる。まだピンピンに立った乳首を人差し指で転がす。
「何か…解放的…」
万が一見られても地元ではないし明日は東京に帰ってしまう。もう2度と来ないかも知れない安心感が彩香を過激な方向へと誘う。彩香は今度はバイブを手にして窓の下に椅子を置く。そして窓の縁に片足をかけバイブを挿入する。
「ああん…!」
バイブはバイブで大好きだ。振動しながらグゥイングゥインとスィングする動きはバイブでしか味わえない。彩香はスィングのスィッチを入れた。
「ああっ…!」
腰がガクンと落ちる。足もガクッとさせながらも何とか立っている。彩香は松山の夜景を見ながらオナニーに昂じる。
「まさかみんな上の方でバイブでオナニーしてる女がいるなんて思ってないだろうなぁ…」
まだ働いている人もいるだろう。そんな下界の人の頭上でオナニーをしている自分は変態だと思ってしまう。
「ああん…気持ちいい…。バイブ…ヤバい…」
若菜に勧められたブラッキーエンジェルと言うバイブだ。回転しながら畝り、何と伸縮する。自分で動かさなくても握っているだけでピストンしてくれる優れものだ。勿論若菜には買った事は言っていない。
「さすが上原さん…、良く知ってる…」
バイブの事なら何でも聞いてと豪語する若菜の目に狂いはない。それはそれで尊敬していた。
「ああん、気持ちいい…。またすぐイッちゃいそう…」
このブラッキーエンジェルでオナニーすると5分ともたない彩香。もう奥の方がジンジンして来た。
「ああん、ヤバい…」
ブラッキーエンジェルの前では中森を妄想する余裕はない。異次元的な畝りに余計な思考回路は完全にストップしてしまう。
「アソコ、凄いビチョビチョになってる…。ハァハァ、ハァハァ」
そして彩香はクリトリスアタックのボタンを押す。クリ刺激部が細かく激しく振動し始める。
「ひゃっ…!ヤバい…!ヤバいぃっんっっ!!」
胸から手を離し窓ガラスに手をつき必死で体を支えながらブラッキーエンジェルの威力にひれ伏しそうな彩香であった。