露出プレイ-1
最新型のリモコンバイブが届いた、長さ8cm太さは2cm位の円柱系でバナナのように反っている。全体はメタリックなシルバーで、上の平たい部分は黒く、底の電源ボタンを押すと上部が青く光る。防水設計で単体でも使用でき、電源ボタンを再度押すことで六種類の振動パターンに切り替えられる。
無線タイプだが、リモコンは無く、スマホに専用のアプリを入れて、Bluetoothで接続して使う。振動パターンが六種類、強さも六段階に変えられる。相手もアプリに登録すれば、ネット経由で何処にいても操作が出来る優れ物だ。
充電もUSBでバッテリーさえあれば、どこでも出来る。一度のフル充電で二時間〜三時間程度使えるらしい。
何と、便利になったものだ。アダルトグッズと思わせない形状は、小型のマッサージ機かシェーバーのようで、テーブルに置いていても誰も気づかないだろう。
早速、使ってみたかったが今日はまだ火曜日だ。それにナマゾンに発注している基本的な道具類がまだ届いていない。
SMプレイに必要な道具は多々ある。大体こんな感じだ。
・緊縛
伸びが少なくきっちりと縛りやすい麻縄が一番良いが、鞣しとケバ取り、油を塗るなど手入れが大変だ。繊維が硬いので肌に跡が残りやすい。沙莉は仕事で肌を露出することもあるので、跡の残りにくいソフトロープを使う。初心者には、ソフトロープかホームセンターで手に入る綿ロープがお勧めだ。
・目隠し、猿轡、ボールギャグ
・ローション、アナル用ローション
・バイブ類、ディルド、ローター。アナル用のパールやスティック。クリトリス吸引しながらヴァギナとアナルを同時に責める優れ物もある。他に尿道用のバイブやスティック。
・鞭、初心者は九尾鞭が良い。スパンキングパドルや乗馬鞭。
・ローソク 60℃位の低温蝋燭から普通の蝋燭まで、奴隷の忍耐レベルで使い分ける。
・浣腸 イチジク浣腸、シリンダー浣腸、エネマシリンジ、イルリガートルなど。直腸内でゴムやシリコンのバルーンを膨らませた状態で浣腸器と接続出来るインフレクターブルタイプもある。アナルストッパー類。
・特殊な物では低周波治療器を使った電気責めもあるが、これは、まだ私も未経験だ。
・セクシーランジェリーがあれば更に盛り上がる。
ネットのほうがかなり安いが、奴隷を連れてアダルトショップに行くのも面白い。バイブなどを、購入してその場で使用する輩も多い。
ネット検索をすると、あれもこれもと思うが、奴隷と調教内容に合わせて、少しずつ購入することを勧める。初心者の頃、よくやってしまったのが、バイブなど挿入するグッズのサイズだ。購入したけど、太過ぎて痛がったり、入らなかったりすることもよくあった。
暇を見ては、あれこれと沙莉に合うグッズを検索している。
木曜日の朝、「おはようございます!御主人様!」リビングに降りると朝食の美味しそうな香りがする。沙莉がスタイル維持の為に小麦断ちをしているので、基本的に朝食は和食だ。焼魚、目玉焼きか出汁巻き、煮物、お浸しかサラダに味噌汁と五穀米の御飯。娘が留学し、沙莉と一緒に住むまでは、コーヒーと菓子パンが主な朝食だった。沙莉は、インフルエンサーだが、モデル兼タレントということもあって、健康面には非常に気を遣う。食事もカロリーやビタミン重視で、不摂生だった私の体調も格段に良くなった。
「ご馳走様。」暫くコーヒーを飲みながら沙莉の反応を見る。オナニーは我慢しているのか、許可を求めることは、この一週間無かった。来週は予定通りなら生理だし、調教するなら今日が良いはずだ。午前中は、知らん顔して、沙莉の反応を見てみよう。
特に観たい番組ではないが、テレビのバラエティ番組を観ながら二杯目のコーヒーを飲んでいる。ジョギングに出ていた沙莉が帰って来た。すぐにシャワーを浴びているようだ。
定休日は、なるべく家事をしないようにと指示してある。昼食はなるべく外で摂るようにしている。「御主人様、今日は?」濡れた髪のまま物欲しそうな瞳で見つめている。「お昼は、外かなー?」「はい、あの…それからは?」「こっちへおいで!」ソファーの横に来て、床に跪く。
「したいことがあるんだろ?」「はい。」ゆっくりと頷いた。「何だ?」俯いて小声で話そうとする。「こっちをちゃんと見て言いなさい。」誘導するように優しく言う。「ご、ご調教を…お願いします。」沙莉が床に頭をつける。「変態マゾ奴隷の沙莉に調教をお願いしますだ!ちゃんと言いなさい!」「へ、変態マゾ奴隷の沙莉に調教をお願いします。」大きな瞳を潤ませて、床に頭をつける。
沙莉の服を買ってやりたかったので、久々に電車で街の中心部へと向かう。アウトレットモールもあり沙莉の好きなブランドも数軒入っている。
午前中に何枚か服を買った。沙莉には言ってないが露出プレイ目的の物もある。ショップで露出プレイ用の服を購入する。トップスを黒のノースリーブのニット、胸開きが広くよく伸びる素材で出来たもの。下は前に金属のボタンが四つあるデニムのミニスカートにした。ウェストが細く脚が長い沙莉が履くと股下10cm位しかない。ちょっと油断するとTバックの白いレースパンティが見えてしまう着丈だ。購入して試着室で着替えさせた。
「おい、歩き方変だぞ!ハハハ。」「これ、短いですぅ。」左腕にしがみついてモジモジしながら歩いている。わざとエレベーターは使わず、ちょっと遠回りしてもエスカレーターを使う。スカートの後ろは隠させない。