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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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パートナーシップ-5

その言葉に嬉しそうな反応を示す美羽。
「そうなんです!汗をかいてもサラッとする感覚を一番大切に考えたウェアなんです。ジョギングやトレーニングして、こうして休憩しておしゃべりするこの時間を大事にしたかったんです。仲間と走って快適にお喋りできる、そこなんです。私、この時間が大好きで、より楽しくお喋りしたい、その思いをどうしても実現したくて。」
女性らしい発想だと都姫は思ったし共感した。気温は高いが日陰で風が心地よく感じるのも速乾性のウェアが成せる事だと思った。
「ホント、気持ちいいです。汗をかいた分、心地いいって言うか、ジョギングするのがより楽しくなっちゃう。素晴らしいウェア。」
「ありがとうございます。ただやはりデザインが私達の発案ではなかなか納得出来る物が浮かばなくて苦労してるトコなんです。私達、まだまだ男性の割合の高い会社なんで、ピンクを前面に出すとちょっと可愛らし過ぎると言う声が多数、意見を求めるとやはり男性っぽい案しか出ない。もしくは完全なエロ目線で見られて悔しい思いを何度もしてるんです。」
「そうなんですね。男性からのそう言う目、私も良く分かります。ただそのエロ目線を私達は味方にしました。それが私どもの先日の、攻める30代、です。ただジョギングする時間って早朝か仕事終わってから。あまり刺激的なデザインだと男性を刺激して危ない。そこを良く考えて、是非御社のウェアのデザインを手伝わせてもらいたい、そう思いました。それだけじゃない、女性が着てワクワクするようなウェアを一緒に作れたら、幸せだなって今思ってます。是非御社と一緒に仕事がしたいです。」
最後は真剣な眼差しで美羽を見つめる。その瞳は契約事が馬鹿らしくなるぐらいに澄み切って意欲に輝きを見せていた。その瞳を見ただけで美羽は都姫を信頼した。

「都姫さん、トレーニングウェア界に革命を起こしましょうう!フェミニンマインドとマンダーアーマーで!」
「はい、是非!」
2人は手を取り合い、しっかりと、強く強く握りしめる。一瞬で強い強い絆が生まれたのであった。鉄平から見て2人の相性はバツグンに見えた。これから長い長い蜜月が続き、世の中に新たな風を吹き込むんだろうな、何となくそう思った。


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