第三十七章 四度目の訪問-3
「ああ・・・・
何だか、今日は酔いがまわるなぁ・・・」
ウトウトと眠りそうになっている。
「今夜はお泊りになられたら、どうですか?」
オズオズと香奈子がたずねた。
いつもタクシーで帰る竹内に、義理で言ったのだが。
「スミマセン、お言葉に甘えるかな・・・」
圭子の瞳がキラリと光った。
「じゃあ、私も、もう寝ます・・・」
そう言うと席を立った。
客間に寝具の仕度を済ませた香奈子が、ダイニングに戻ると竹内の様子が変わっていた。
先ほどと打って変わって、ビールをグイグイと煽っている。
「あら・・・お休みにならないのですか?」
いぶかしがる香奈子に向かって、ニヤッと笑った。
「フフ・・・
圭子ちゃんが眠るまで、待ってたのさ・・・」
「いやぁ・・・疲れたぜ、
猫かぶるのも楽じゃねぇぜ・・・」
「まぁ・・・」
「こっちへ来て、ビールをついでくれよ・・・」
「お前も、飲めよ・・・」
小一時間程も飲んだろうか、酔いも手伝って香奈子も徐々に大胆になっていた。
「んふぅ・・・」
竹内に抱き寄せられるまま、愛撫に身を任せている。
「そろそろ、寝ようかな・・・
案内してくれよ・・・」
「はい・・・」
トロンとした目付きで答えた。
「じゃあ、お休みなさい・・・」
客間に案内した香奈子は、そのまま立ち去ろうとしたが強い力で引き寄せられてしまった。
「キャッ・・・」
竹内に抱きかかえられ、戸惑いの声をあげている。
「ダ、ダメッ・・・」
「フフフッ・・・いいじゃないか」
抵抗する様を楽しむように呟いている。
「む、娘が・・・圭子が、いますっ・・・」
「大丈夫だよ、
大分前に寝たから起きてきやしねえよ・・・。
まさか、お袋がセックスしてるなんて
思わないだろう?」
太い指がパンティーをまさぐると、既に溢れていた。
「フフフ・・・身体は正直だぜ・・・」
「い、いやぁ・・・」
香奈子の身体を熟知する男は、巧みな愛撫を繰り広げていく。
「ああっ・・・あああ・・・」
やがて、シーツを掴む香奈子の指が深い皺を作っていった。