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母娘淫乱調教―レモンティーな朝焼け―
【調教 官能小説】

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第三十八章 覗き見-1

第三十八章 覗き見
ドアの隙間から階下を覗いていた圭子は、辛抱強く男が出るのを待っていた。

「ハハハハハ・・・」
機嫌よく酔っているのか、笑い声をあげている。

「ちょっと・・・ダメよ・・・」
母が小声で制している。

2階にいる娘を気にする素振りに、圭子は顔を伏せた。
下から見える筈はないのだが、思わず反応してしまった。

やがて、静けさが戻ってきた。

二人は多分、客用寝室として使っている離れにある和室に向かったのだろう。
ソッとドアを開けると、少女は足を慎重に踏み出し部屋を出た。

階段を下りながら、胸の動悸が激しくなるのを感じていた。

「どうしよう・・・?」
心細げに呟いた。

手には果物ナイフを持っている。

(でも・・・いくしかないじゃない・・・)
自分に言い聞かせるように、念じている。

「はっ・・はぅ・・・」
押し殺そうとしているのに、口元から息が漏れてしまう。

心臓の鼓動が益々激しくなっている。
異常な興奮が、圭子の身体を渦巻くように包んでいた。

勿論、少女には何の勝算もなかった。

(許せない・・・)
そのフレーズが常に頭に浮かんでいただけだった。

憎んでも憎みきれない男。

竹内が訪れてから矢島家は崩壊寸前だった。 
気品あふれ、尊敬していた母は男の性奴隷に墜ち、淫乱に調教されてしまった。

優しかった父も、この頃ではしょっちゅう家に帰らなくなっていた。

(きっと、あの男のせいよ・・・)
圭子はそう思いたかった。

見知らぬ中年の痴漢に身体を弄ばれたのも、前の夜に訪れた竹内の影響があった筈である。


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