深く、重たい快感-7
「ぅう、んっ、動いちゃ、うっ」
加奈子は腰を上下に動かしたり、前後に動かしたり、自らのいいところに当てようと必死に腰を振る。
「やば、加奈子、チ×ポも気持ちいいけど、こんなの見せられたら……っ」
理央は目を血走らせて、結合部を凝視する。
「見ないでっ……ごめ、なさ、……っ、だらしなくてっ……んんっ、動いちゃうのっ……あ、いくっ、いくっ、お腹おかし……いっ……！ああっ」
顔を伏せていた加奈子が体を仰け反らせたかと思うと、がくん、と体をシーツに沈ませる。
その衝撃で加奈子のそこから、理央のペニスが抜ける。
一瞬ぽっかりと穴が開いたかのように見え、ゆっくりとそこが閉じ、収縮を繰り返す。
加奈子は気だるそうに、ゆっくりと体を起こした。
髪をかきあげて、潤んだ目で理央を見つめる。
薄明かりに照らされて、妖艶な表情を浮かべる加奈子を見て、その体を理央は押し倒した。
「は、ぁ、んっ」
脚を開かされ、強引にそこにペニスをねじ込まれた。
ずきん、と腰骨に衝撃が走った直後、ぞくぞくっ、と加奈子の腰から脳天にかけて快感が突き抜ける。
「ん、ぅ、理央っ、ああっ。気持ちいい……？」
加奈子の腰を掴み、腰を無我夢中で振る理央の手首を、快感に耐えながら握ると加奈子は問いかける。
「やばい。加奈子のナカ、気持ちよすぎ」
そう言うと、理央は加奈子と自身の結合部をじっと見つめながら、ナカに腰を打ち付ける。
じくじくと爛れる、愛しい人のそこをめちゃめちゃにしてやりたい。
加奈子は声を我慢できず、左手の指の腹で口元に押さえ、ぎゅっと噛む。
最近、柚木がいるときに万が一理央が加奈子に触れてしまったら、加奈子が声を出さないようになるべく優しく挿入していた。
そうした配慮をせず、強引に打ち付ける姿に加奈子も思わず興奮してしまう。
左手の人差し指の腹の辺りに、痛みが走る。
ぎゅぅうっと歯型がついてしまうほどに噛んでいるらしい。
（ずっと、いってる……！）
目を閉じ、右手では理央を掴みながら、理央の腰の動きに身を任せる。
「加奈子、もう、いっ、てもいい…？」
「ん、んぅ、いい、よっ……あたし、ず、と気持ちいいからっ……んんっ」
激しく腰を振る理央の顔をじっと見つめ、それに気づいた理央が口付けをする。
「んっ、んんっ」
舌を動かす度に子宮がずくずくと疼く。
パンっ、と激しく打ち付けられたかと思うと、理央が最奥にそれをねじこむようにして体重をかけた。
深く、重たい快感が、ずっしりと体のナカにかけめぐっていった。