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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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親友の恋人への愛撫-1




十二月、某日。
いつもは本社とオンラインで業務内容を確認することになっているが、今日はそのすり合わせのために、加奈子と同じ部署で、今は本社に勤める武島隼人が静岡支社にくることになっていた。

「はやとっ、はやとっ」

ゴールデンウィークぶりの再会に、朝から理央は機嫌がいい。
隼人は、理央や加奈子の部署の入っている部屋の角にある、空きデスクを借りて座っていた。
その周りをぴょんぴょんとはね回る理央を、加奈子は自分のデスクから頬杖をついて眺めていた。

朝礼まで、まだ時間があった。
加奈子は立ち上がって隼人のもとへ歩み寄る。

「佐藤くん、嬉しそうでよかった。今日、佐藤くんが外回りが入っちゃってて、内勤のあたしが武島くんを対応することになってるの。一緒に仕事するの久しぶりで緊張しちゃうかも」

「かな……中村さんずるいっ、僕も隼人といるっ」

加奈子と呼びかけて、理央は咄嗟に呼び替えた。

「ばーか。俺と、じゃなくて中村さんと一緒にいたいだけだろ?」

クールな隼人が珍しく、微笑む。
理央はこれでもかというほど顔を真っ赤にさせる。

「大変ですね。子供っぽい後輩のお守りしてるんでしょう。中村さん」

「子供っぽいってなにっっ。隼人のバカっ」

「そのまんまの意味。理央、あんまり中村さんに迷惑かけんなよ?」

「ふふ、迷惑なんて全然かからないの、武島くんがいちばんわかってるくせにー。佐藤くんの営業力はピカイチよ。それに……夏の研修の時、お付き合いのこと、本間さんにお伝えしたんだけど」

体をかがめて、こそっと隼人の耳元に近い位置で話しかける。

「佐藤くんのことすごく、本間さん褒めてた」

加奈子の今日の服装は、グレーのジャケットに、セットアップのマーメイドスカート。
中には黒のタートルネックを身につけていて、年相応のエレガントささえある。今日は髪を結んでおらず、綺麗な黒髪がさらさらと靡く。
こんなにも清潔感漂う彼女は、実はひどく卑猥だ。そのことを理央と、隼人は共有してしまった。

理央のことを嬉しそうに話す加奈子の目尻にシワが寄り、メガネ越しのその表情さえセクシーなものとして隼人の目に映る。
はからずも胸が高鳴った隼人はそれを隠そうと下を向いて、スマートフォンをタップして時間を確認するそぶりをした。




オフィスの共用スペースだと他の社員の邪魔になるだろうと、加奈子の部署がある上の階の、会議室が複数あるフロアに二人はいた。
午後からは本社を中心とする営業について、それを支社が共有するための会議があり、その前に二人で打ち合わせをしておこうという加奈子の算段だった。


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