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囚われ
【学園物 官能小説】

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囚われ〜Another Side〜-2

「痛ッて〜…大丈夫か、望」
「うん…大丈夫」
(芯太の胸…広くて厚い…。男の人だ)
芯太は望を抱き起こした。
「よいしょッと」
「ありがとッ」
(芯ちゃん、可愛い顔して力もあるんだ…)
望はいつも見えない芯太の一面を目の当たりにした。
(知らない芯太ばっかり…)
望は同時に戸惑いを感じていた。
(…緊張してきちゃった。何?!このドキドキはぁ!!静まれ、心臓!!)
望は、何気なく視線を床に落とした。
「…ん?」
ソコには箱が一つ。
「何コレ?」
望が箱を持ち上げる。
「あッ、望ッ」
―パカッ
芯太の声もむなしく、望は箱をあけてしまった。
「イヤ…コレは…あの〜…」
芯太は気まずそうな顔をして、望から視線を外した。
「…芯太が隠してたのって、ゴムなの?」
望は箱の中から一つ取り出した。
「…うん…」
芯太の頬が赤く染まり、斜め下をむく。
「…あたしのコト抱くつもりだった?」
望は箱から出したゴムの袋を見回した。
「…うん…ゴメン…」
「ふ〜ん…本物初めて見たッ」
望はゴムを箱に戻すと芯太の胸に飛び込んだ。
「てゃッ」
「うッ!!」
望は目を閉じ、ため息を洩らした。
「…ふぅ」
「…俺はッ」
「よかったぁッ。」
芯太の声を遮って、望が安堵の声をだす。
「あたし…魅力ナイのかなって思ってたんだ。ホラ、海行ったトキも何もなかったじゃん。」
望は目を開けて、しっかりと芯太を見据える。
「…ゴム用意してるってコトは…でしょ?」
望はニカッと笑った。
「嬉しいッ」
芯太は望の背中に手を回し、そしてギュッと抱き締めた。
「芯太?…苦しいょッ」
「俺はッ…俺は恐かったんだ。望が本当の俺を知ったら…嫌うんじゃナイかって…」
望は静かに芯太の話を聞いていた。
「…俺、顔女っぽいし頼りないし、なんかマッチョだし…中身はただのエロだし…」
望は口を開いた。
「女っぽいケド顔つきは男の人だよ。頼りないって思ってるのは芯太だけ。細いよりマッチョの方があたしはスキょ。それに…エロいのはあたしも同じ。」
「望…」
「…ずっと抱いてほしかった」

「まだ明るいケド…もう我慢出来ない」
「うん…」
(とうとう芯太のものになるんだ…)
芯太は望の頬に手を添え、望の唇に触れた。そして、望の唇を舌でこじ開け甘い舌を味わう。
「んッ…」
(こんなキス…初めて)
唇が離れたトキ、二人の結合部分から銀色の糸がツゥっとひく。
「望、甘い…」
「ふッ…」
芯太の舌が望の体をはう。
「やッ…汚いょッ」
「汚くナイょ。望の味がする」
芯太はキスをしながら望のシャツを取り払った。芯太は望のブラの上から突起を優しく引っ掻く。
「あッ…」
望は体をビクつかせ、甘い声を出した。
(ヤダッ…変な声出ちゃった)
「望の胸、キレイ」
芯太はいつの間にか、望のブラも外していた。
「ヤダ…小さいからッ」
望は顔を赤くした。
「…望の照れる顔、初めて見た…可愛い」
芯太は望の胸の突起を舌で転がした。
「ひゃッ!!…ふぁッ…」
(何ッ!?やッ…ん)
―ぺちゃぺちゃ
芯太はわざと音を出しながら、望の乳首にしゃぶりつく。
「あッ…ん。そんなッ舐めないでッ…」
(芯太…ウマいッ)
「クスクス 乳首たってきたょ…」
芯太は指で乳首をいじる。
―クリクリ
「ひゃぁッ…」
「コリコリしてる…」
「そんなコトッ…言わないッで…」
芯太の手が望の太ももをつたう。
「んん…」
そして芯太の唇が太ももの付け根に触れた。
(あッ!!ソコはッ)
望は体を強ばらせ、目を強く閉じた。


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