寵愛-1
「わかった、、、麻由ちゃんを・・・縛りたい」
これでいいのだろうか、、、麻由は私に向き合うことを望んでいると信じ・・・
「、、、うん・・・男の人って、、そういう生き物なんですね」
私は、手が届く範囲のもので適当なものを探す。
さっきまで締めていたネクタイを取り、上体を起こし、麻由を座位で抱き抱えながら彼女の手を後ろに組ませて縛る。
「、、、これで満足ですか?」
茶化すように、そして照れたように尋ねてくる麻由。
「麻由ちゃんは?、、嫌じゃないの?」
表情を変えて、
「嫌に決まってます、、こんなの。よく父にも縛られたので」
それを今、言うのか・・・
「ほかは?ないですか?」
まだまだある。
「じゃあ、、、口でしてくれる?」
麻由は無言で啓介から離れると、ベッドを下りて股間を前に膝まづいて、少し躊躇うような恥ずかしがるような表情で・・・彼のモノを咥えた。
決して上手くはないのだが、、、麻由のかわいい表情を見ながらしゃぶってもらえることが、啓介は何よりも嬉しかった。
啓介は、麻由の髪を撫でながら、もう片方の手で麻由の乳首を刺激する。
「、、うっ、、ぷはっ!、、あ、あんっ!、、、意地悪ですねっ」
そう言いながら少しふくれた顔を作り、また頬張る。
「ありがとう、そろそろいいよ。、、これも好きじゃなさそうだし」
そう言い、麻由の肩を撫でる。
「うん、、嫌いです。苦手だし、、、なんで口でなんか・・・あ、でも出したいんじゃないですか?」
気を遣ってくれる麻由だが、
「それは口の中に出したり、、顔に出していいってこと?」
今度は私が意地悪いことを尋ねる、、、
「構わないですよ、、、もちろん嫌だけど」
「いや、顔は、、こないだを思い出すし抵抗あるな、、、それより・・・」
「、、、それより・・・何です?」
「こないだの皆んなが麻由ちゃんにしたことでなく、誰にもさせてないことが、、、したい」
私は敢えて遠回しに言ってみた。
「、、、えっ?まだ何かされてないこと、、あります?」
麻由の、、、中に出したい。どうやら彼女も察したようだ。
「、、、橘さんに、それだけの『想い』があるなら・・・」
そう言うと麻由は立ち上がり、ベッドの啓介に寄り添い、
「どうしたらいいです?また上に乗る?」
気持ちとしてはバックがいいが、それでは麻由の顔を見れない。
「正常位が、、でも手が痛いよな?解こうか?」
縛ったままが望みではあるが、、、
「あ、、じゃあごめんなさい、解いてもらっていいですか?中に出されるなら何となく、、縛られたままは嫌です。あ、橘さんが縛って出したいなら、、次は構わないですから。今日は解いてくれますか?」
彼女の縄を解き、私たちは再び繋がった。
「麻由ちゃん、、、今日、大丈夫な日なの?・・・はぁはぁ」
今更ながらふと不安になり、
「はぁはぁはぁ、、、いえ、でも」
「えっ、じゃあだめじゃないか、、、てっきり・・・」
一度離れようとする啓介にしがみつく麻由は、
「構いません、、さっきも聞いたように橘さんにそれだけの『想い』があるなら・・・」
もう、、、止まらなかった。
「どうですか・・・?」
言葉少なく私の心を試そうとする彼女に、
「麻由っ・・・!」
「あっ、あっ、あっ、、、啓介さんっ!!!、、うっ、、、」
これまで見せなかった絶頂の姿を、、麻由が押し隠すことなく見せた。それに彼女の目には涙が浮かんでいるも、その表情は幸せそうに感じた。
啓介も、麻由と同時に、、、彼女のなかで果てた。