蹂躙-6
『クククッ?見たぜ今の顔ぉ。「イッちゃうぅ!」って叫びそうな表情してたぜえ?』
『やっぱりそうなの?怒った声じゃなくて甘えたカンジの声だったモンねえ。それに今の潮吹き≠ヘ、擦過傷の防止とは関係ないしねえ?』
「ひ…ッ…かふッ……だ…黙れ…ッッ」
鈴木は飛び散った汗と涙に濡れた髪を掻き上げ、弘恵の表情をカメラに向けた。
ギュッと密集して刻まれる眉間の皺には、哀しみを堪えながら尚も「負けまい」とする意思が見えた。
涙に揺れる瞳の眼光の鋭さも、そこには許しを乞いたいという弱さを、必死に押し殺している思いが読み取れた……。
「い"ッッッイ"ヤ"〜〜〜〜〜ッッッ!!!」
意思も思いも吹き飛ばすように、弘恵は狼狽を露わにして絶叫した。
佐々木がパンティを一気に下げ、弘恵の下半身を丸出しにしたのだ。
性欲の対象として見ていない《獣》の、その貪欲な食欲を刺激しようとする鬼畜の遊戯……求められてもいないのに、身体を弄ばれ、それに抗えない弱すぎる身体……不潔な空気が尻の割れ目を吹き抜け、火照ってしまった肉花と秘肉を冷まさんと絡みつく……。
「い…やあッッ!!??ダメえぇぇぇッッッ!!!」
ただ一人、男根を勃起させた男が、覆い被さるようにして弘恵の尻肉を握った。
いくら叫ぼうが、尻は上下にしか動かせない。
逃げ道など、どこにも無い。
「離ッッ…離してイヤあッ!!ひッ…ひ、拡げッッッッ」
カメラがレンズを向ける。
男共が好奇の眼差しを突き刺す。
皺の少ない小麦色の肛門は左右に引かれて楕円に伸び、ピンク色の綺麗な肉花は見事に咲いている。
伸縮しながら蜜を搾り出す秘唇は妖しく、ポツンと開いた尿道口と、勃起して赤くなった秘豆がポコンと飛び出していた。
それらの存在感に負けじと、秘肉に生えた陰毛は真っ黒で長く、不恰好な逆三角形の密林となって股間を彩っていた。
『なんだよ。クソ穴の周りに毛は生えてねえのか。風花と違って綺麗っちゃ綺麗かなあ』
『でしょ?毛も生えてない笑窪みたいな可愛いウンコの穴だよねえ。うんうん、怖がらなくてイイよお?優しく遊んであげるからあ』
「な…なに言って…ッ!?イヤッ?は、離してッ!!離してお願いぃッ!!!」
『はあ?クソ穴を姦されるってビビってんのかあ?まだ俺達はチンピク≠烽オてねーってのに、なにフザケたコト言ってんだ』
強姦で肛門までも姦された女性の話を、弘恵は聞いた事がある。
そして田名部麻友のパッケージや、それに対する購入者からのコメントからしても、今の男共の台詞には《嘘》など無いであろう事は明白であった。
『まだチンピクしないの?じゃあさ、オッパイ見たら気が変わるんじゃないかなあ?』
「ッ……!!!」
さすがは痴漢師である。
佐々木はその場で向きを変え、撫でるようにジャケットを脱がせてYシャツのボタンを外した。
弘恵の怯えた悲鳴も構わず上着を二の腕にまで捲り上げ、そのあまりに薄っぺらい身体と、小さ過ぎるブラジャーの膨らみを曝け出させた。
『へッ……ホントに脱がせてガッカリな身体だよなあ』
『違いねえな。ブラでギューギュー寄せ上げてコレ≠チてんなら貧乳確定じゃねえか』
後ろ手に回された胸元は、開いて仰け反った状態である。
元から小さな乳房の弘恵の胸に谷間など見えず、この膨らみすらもブラジャーのカップの厚みだけとしか思えない。
『ホントに皆んなヒドいなあ。先ずは乳輪と乳首のチェックからじゃない?色と形が綺麗なら、大きさなんか問題じゃないよ』