一方 幸子は-1
一方の幸子はと言うと自室に籠もり
ベッドの上でうつむいたまま座っていた
(ゆいちゃんには勝てる気がしない
パジャマでエッチとか…わたしの話から
思いついて計画するなんて…
それにしても
ゆいちゃん 胸 膨らみかけてきてるんだなぁ
わたしの方はまだ…はぁ
春休み中にゆいちゃんは処女を
おじちゃんは童貞を…か
わたしは…どうすればいいの)
「ふぅ…」
(夜にパジャマ姿でおじちゃんのところに
行くべきなのかな?
逃げてもいいっていってたけど
逃げて欲しいんでしょ
わたしに近づいて欲しくないんでしょ
かなしい…
投げたわたしが悪いんだけど
ゆいちゃんの指摘の通りだもん
矛盾してるもん
勇気が持てないなら
ゆいちゃんが先でいいって
決心すべきなんだよね
そのあとなら…わたしともしてくれるって
言ってくれてるんだから
そうするのが…みんなが幸せでいられる
1番の選択だろうから うん)
幸子はベッドから机に向かうと
優依にメールを送るのだった
>ゆきこです
>ゆいちゃん いろいろごめんなさい
>ゆいちゃんの指摘の通りだし
>行動に矛盾してる わたし
>ゆいちゃんに勝てる気がしないし
>ゆいちゃんとしたあとなら
>してくれるって言っているわけだし
>大人しく待つことにします
>色々触られるのも勇気もてないから
>春休みは家にいることを選ぶから
送信ボタンを押して
再びベッドに戻り寝転ぶ幸子だった