二人と一人-1
とある土曜日、清次は香織の家に向かっていた。
写真を撮ってもらいたいと香織からお願いされ、そのお礼に食事を振る舞うとも言われていた。
とりあえず午前10時に来てと言われており、清次は期待に胸を膨らませて自転車を走らせていた。
(香織先生の写真を撮れるなんて、最高だよ。あの体を撮れるなんて、興奮するな。もしかして、もしかすると、由紀先生の時みたいに、エッチな感じにならないかな。)
そんなことをずっと考えていた。毎日のように自慰行為をする清次は、あえてこの3日間はそれをしなかった。
由紀とのエピソードのような展開になることを期待し、もしそうなったらたくさん射精したい、と考えていたのだ。
もしそれができなかったとしても、帰宅後に撮った写真を見ながら溜め込んだ精液を放出しまくるということを考えていた。
胸が高鳴るのを自覚しながら、香織のマンションの部屋のインターホンを鳴らした。
ドアが開くと長袖のTシャツを着た香織が現れた。
少しタイトに着たその姿は、大きな胸がより強調されていた。
「ようこそー。道迷わなかったね。どうぞー。」
香織に部屋の中まで案内されると、そこには由紀がいた。
「あ、清次君、久しぶりー。」
清次はびっくりし、複雑な気持ちになった。
もちろん、由紀と会えるのは嬉しい。
しかし、今日は香織と二人きりで香織の写真を撮ることを考えていて、あわよくば淫らな行為ができればと期待していたのだが、由紀がいることでその期待は崩れ去ってしまった。変な行動を起こせない、そう考えた。
清次は、切り替えなければと思い、すぐに
「由紀先生、お久しぶりです。元気そうで良かったです」
と返事をした。
「清次君をびっくりさせようと思って、由紀が来るのは内緒にしてたんだ。今日は私と由紀で清次君に料理を振る舞うからねー」
香織は嬉しそうに話した。
そして、由紀も香織も料理が好きで、よくお互いの家を行き来して料理を一緒に作ってお酒を飲んで楽しんでいること、泊まったりもして夜通しでお喋りを楽しんでいること、なども話した。
清次は二人のことを聞けて、嬉しく思いながら香織の話に耳を傾けていた。
「でも、お料理を作るその前に、私の写真を撮ってもらおうかなー。実はね、いまつけてる下着なんだけど、凄く可愛くて気に入ってるの。是非とも写真に残したくて。せっかくなら綺麗に撮ってもらいたいなと思って。」
そう言うと香織は何も気にすることなく、Tシャツを脱ぎ、ズボンも脱ぎ、下着姿となった。
赤いセクシーな下着、豊満な胸が露になった。
「香織は相変わらずスタイルいいね…」
由紀が呟くと
「何言ってるのよー。私の中で、スタイル抜群と言えば由紀だからね。その可愛い顔で色白で細身で、そしてEカップだもんねー」
「ちょっとー!香織、そんなことまで言わないでよー」
「あははー。でも、胸のサイズだけは私が一つ上だからねー。どう?清次君、私の身体は綺麗に撮れそうー?」
香織の下着姿を見た瞬間に、清次は即座に勃起した。
想像以上の身体だった。そして由紀との会話でFカップということも分かり、さらに興奮が高まった。
「は、はい、き、綺麗に撮れると思います」
顔を赤くしながら清次は答えたが、清次の股間が一気に膨れ上がったのを由紀も香織もしっかりと見ていた。
撮影が始まった。まずは香織が立ちながらポーズを取っていった。香織は挑発的なポーズをしたりして、その刺激で清次のペニスは硬直しっぱなしだった。
「次は寝ながらの姿を撮ってー。」
香織はそう言うと、床に敷いてある布団の上に仰向けになった。
両腕を上げて腋を露にしたポーズをとり、
「清次君、私を上から撮ってみて」
と指示をした。
清次は、仰向けの香織の腹部付近に、カメラを持ちながら、膝立ちで、またがるようになった。清次の股間は相変わらず膨張していた。
その時、
「ねぇ、清次君、もしかして、凄く興奮しちゃってない??何か大きくなってるみたい。」
香織が言うと清次は焦りだし、カメラを置いて、自分の股間を隠そうとした。
すると、
「清次君、恥ずかしいことではないのよ。香織の下着姿見たら、思春期の清次君が反応してしまうのは健康的なことなのよ。」
何と、由紀が言い寄って、清次が隠そうとしていた腕をそっと持ったのだ。
再び、ズボンの股間の膨らみがあらわになった。
「清次君、私で興奮してくれるの、とても嬉しいよ。いいのよ、私に見せて欲しいな。」
香織に言われて清次はさらに焦った。これからどうなるのか、軽くパニック状態になっていた。
混乱している清次を落ち着かせるように、
「まずは私たちに、見せてみて」
と由紀が優しく話した。
そして、一旦清次を立たせて、由紀は清次のズボンを下ろし始めた。トランクスは正にテントが張ったように膨らんでいた。
そしてTシャツも脱がせ、清次はトランクス一枚の姿になった。
「清次君、凄いね。硬くなってるのわかるよ。見せて欲しいな」
香織が下着姿で仰向けのまま、優しく声をかけた。
すると、すぐに由紀が清次のトランクスを下ろした。
反り返ったように勃起した清次のペニスが、ビーンとあらわになった。
ビクンビクンと波打っている。
「清次君、香織の下着姿を見て興奮してしまうのは仕方ないことだし、香織も清次君を受け入れてくれるんだって。
…いいのよ。」
由紀が優しく言うと
「清次君… 来て…」
香織が小さく、そして妖艶な声で清次に声をかけた。
その瞬間、興奮と混乱が入り乱れていた清次の頭は、欲動一色に切り替わり、仰向けに寝ている香織に飛びついたのだった。